ウェルネット株式会社の決算報告書を見てきましたが、業績好調で非常に 魅力的な企業だと感じました。日本のキャッシュレス化を推進するサービスを提供しており、今後もさらなる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: ウェルネット株式会社
証券コード: 24280
決算期: 2023年6月期
ウェルネット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ウェルネット株式会社の第42期第2四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。
主な事業
ウェルネット株式会社は、決済・認証事業を主要な事業としています。オンライン決済サービスの提供や、交通事業者向けのIT化支援クラウドサービスの開発・提供などに取り組んでいます。決済プラットフォームの構築や、交通業界のデジタル化を推進するなど、社会のニーズに応える事業を幅広く展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第2四半期累計期間の業績は、売上高4,897百万円、営業利益563百万円、経常利益564百万円、四半期純利益385百万円となりました。前年同期と比較して、売上高は若干減少したものの、付加価値の高い商材の販売が増加したため、営業利益および経常利益は増加しています。利益率も好調に推移しているといえるでしょう。
売上・利益の推移
ウェルネット株式会社の売上高と利益の推移を見ると、売上高は安定的に推移しており、利益も堅調に増加しています。決済・認証事業を中心とした事業展開が奏功していることがわかります。今後も成長が期待できる企業だといえます。
四半期連結貸借対照表について
ウェルネット株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産がバランス良く推移していることが分かります。特に、現金及び預金が16,654百万円と非常に手厚い財務基盤を持っていることが特徴的です。負債も適切に管理されており、純資産も7,917百万円と健全な水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が21,618百万円と大半を占めています。現金及び預金が主な資産となっており、決済代行業務の特性から一時的に保有する収納代行預り金が含まれています。固定資産は5,545百万円で、有形固定資産が中心です。
負債の部
負債の部では、流動負債が17,328百万円と大部分を占めています。その中でも、収納代行預り金が12,479百万円と大きな割合を占めています。固定負債は1,919百万円と、健全な財務体質が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が7,820百万円と安定した財務状況となっています。利益剰余金の積み上げにより、着実に企業価値が高まっています。
ROAとROE
ウェルネット株式会社のROA(総資産利益率)は2.1%、ROE(自己資本利益率)は4.9%となっています。これらの指標は、前年同期と比較して若干低下しているものの、依然として高水準を維持しています。事業の収益性が高く、効率的に資産を活用できていることが分かります。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,550百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが375百万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローが341百万円の減少となっています。全体として、手元の資金が増加しており、財務基盤は非常に健全であると評価できます。
配当の支払額
ウェルネット株式会社の配当については、1株当たり16.84円の配当を実施しました。前期から増加しており、配当性向は50%以上を目指すなど、株主還元にも積極的に取り組んでいることが分かります。
今後の展望
ウェルネット株式会社は、「決済＋αのプラットフォーム」の拡大を目指しています。交通事業者向けのクラウドサービスや、電子マネーサービスなどの新たな事業にも積極的に取り組むことで、さらなる成長が期待できます。また、地域貢献活動にも力を入れており、企業価値の向上につながっています。今後も注目していく価値のある企業だと考えられます。
編集部のまとめ
ウェルネット株式会社の決算報告を見ると、業績が好調で財務体質も健全であることが分かりました。決済・認証事業を中心に、交通業界のデジタル化支援やキャッシュレス化の推進など、社会の変化に合わせた事業展開を行っています。配当も増加傾向にあり、株主還元にも力を入れていることが評価できます。今後も持続的な成長が期待できる企業だと感じました。
ウェルネット株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ウェルネット株式会社の第42期第2四半期の決算は2023年12月31日で、1株当たり16.84円の配当を実施しました。配当性向は50%以上と、株主還元にも積極的に取り組んでいます。健全な財務基盤と安定した収益性を維持しており、今後の事業展開にも期待が持てる企業だといえます。
