株式会社ワールドホールディングスの決算が発表されました。売上高が前年同期比25.4%増加し、54,821百万円となりました。プロダクツHR事業とサービスHR事業が好調に推移し、不動産事業の一部物件の前倒しでの引渡しがあったことで、利益面でも当初計画を大きく上回る結果となりました。四半期連結貸借対照表では、総資産が160,964百万円、純資産は41,255百万円と健全な財務状況が続いています。今後も人的資本への投資を進め、さらなる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社ワールドホールディングス
証券コード: 24290
決算期: 12月
株式会社ワールドホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ワールドホールディングスの決算日は12月31日です。決算発表は、原則として2月に行われ、今回の決算は2024年5月13日に発表されました。
主な事業
株式会社ワールドホールディングスは、人材派遣・業務受託などのHR事業や、不動産開発・販売事業、情報通信事業、農業公園事業などを展開しています。多様な事業ポートフォリオを持つことで、経営の安定化を図っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は54,821百万円と前年同期比25.4%の増収となりました。一方、経常利益は605百万円と前年同期比68.3%の減益でしたが、これは不動産事業における一部物件の前倒しでの引渡しもあり、当初計画を大きく上回る結果となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は堅調に増加し、経常利益も順調な推移となっています。コロナ禍の影響から回復し、各事業が着実な成長を遂げていることが分かります。今後もこのトレンドが継続することが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ワールドホールディングスの財務状況は引き続き安定した水準を維持しています。総資産は160,964百万円、負債合計は119,709百万円、純資産は41,255百万円となっており、自己資本比率は25.3%と健全な水準を保っています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が43,347百万円と前期末より増加しています。また、不動産関連の販売用不動産が10,332百万円、仕掛販売用不動産が53,172百万円となっており、不動産事業の計画通りの進捗が確認できます。
負債の部
負債の部では、短期借入金が52,083百万円と前期末より増加しています。これは不動産関連の資金調達によるものと考えられます。一方で、不動産事業未払金は477百万円と大幅に減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が35,478百万円となっています。前期末比で1,984百万円の減少となっていますが、これは配当金の支払いによるものです。自己資本比率は25.3%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社ワールドホールディングスのROA(総資産利益率)は直近3年間で1%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本利益率)は3〜5%前後で推移しています。これらの水準は同業他社と比べて低めですが、安定的な経営基盤を維持しつつ、今後の更なる成長を目指しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第1四半期では2,498百万円の増加となりました。これは主に不動産事業の好調な進捗による収支改善によるものです。一方で、投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、全体としてはキャッシュポジションが強化されています。
配当の支払額
株式会社ワールドホールディングスは、株主還元を重要な経営課題の一つと位置づけています。当期の1株当たり配当金は106円と前期より15円増加しています。配当性向は30%前後を目標としており、今後も安定的な配当を実現していく方針です。
今後の展望
株式会社ワールドホールディングスは、「人が活きるカタチを創造し、人々の幸せと社会の持続的発展を実現する」というパーパスの下、人的資本への投資を強化し、高成長を目指していきます。また、各事業領域での優位性を活かしつつ、新たな事業の横展開にも取り組んでいく方針です。引き続き、企業価値の向上に全力で取り組んでまいります。
編集部のまとめ
株式会社ワールドホールディングスは、人材ビジネスを中心とした多角化戦略を強力に推進しており、安定した収益基盤と健全な財務状況を維持しています。今後も、人的資本への投資と新規事業開拓を通じて、企業価値の向上を目指していきます。ワールドホールディングスは、持続的な成長と株主還元に注力し、株式市場からの期待に応えていくことが期待されます。
株式会社ワールドホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ワールドホールディングスの決算日は毎年12月31日で、原則として2月に決算発表が行われます。また、同社は1株当たり配当金106円と、前期より15円増配となっており、株主還元にも力を入れています。今後も着実な業績向上と株主還元に注力していくことが期待されます。