こんにちは。今回は、Shinwa Wise Holdings株式会社の決算報告書をご紹介します。
この企業は、アート関連事業やその他の事業を展開しており、特にアート分野での実績が高く評価されています。
今期の決算では、新型コロナウイルス感染症の影響がみられたものの、オークション事業やワイン・リカーオークションが好調に推移しています。
企業情報
企業名: Shinwa Wise Holdings株式会社
証券コード: 24370
決算期: 2023年5月期
Shinwa Wise Holdings株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
Shinwa Wise Holdings株式会社の 決算日は5月31日、決算時期は 6月1日から5月31日までの1年間となっています。
四半期決算は3ヶ月ごとに行われ、今回の報告書は 第2四半期(2023年6月1日~11月30日) の決算内容となっています。
主な事業
Shinwa Wise Holdings株式会社は、アート関連事業を主力としています。
具体的には、オークション事業、プライベートセール事業、ワイン・リカーオークション事業などを展開しています。
また、太陽光発電事業やPKS事業などのその他事業にも取り組んでいます。
アート関連事業では、著名作家の作品を中心に取り扱っており、高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の連結業績は、売上高1,207,953千円、営業利益9,900千円となりました。
営業利益率は 0.8% と低い水準となっています。
これは、アート関連事業の取扱高が減少したことやプライベートセール案件の遅れなどが影響したためです。
一方で、ワイン・リカーオークションやジュエリー&ウォッチオークションが好調だったことが明るい材料となっています。
売上・利益の推移
Shinwa Wise Holdings株式会社の売上高は、前年同期比18.2%減の1,207,953千円となりました。
一方で、経常利益は19,900千円と、前年同期比で大幅な減少となっています。
これは、アート関連事業の取扱高減少や一時的な費用の発生などが影響しています。
しかし、オークション事業などの好調な分野もあり、中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
Shinwa Wise Holdings株式会社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が4,797,926千円となっています。
前期末から256,806千円減少しています。
これは主に現金及び預金の減少などによるものです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,661,082千円と大きな割合を占めています。
また、商品が1,352,665千円、オークション未収入金が379,975千円となっています。
これらがアート関連事業の主要な資産項目となっています。
負債の部
負債の部では、オークション未払金が662,780千円、買掛金が28,062千円となっています。
これらは、オークション事業に関連する負債項目です。
また、長期借入金が220,347千円となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が72,213千円、資本剰余金が2,923,136千円となっています。
また、利益剰余金が567,415千円と、安定した財務基盤を有していると言えます。
ROAとROE
Shinwa Wise Holdings株式会社のROA(総資産利益率)は0.4%、ROE(自己資本利益率)は-0.9%となっています。
ROAは前年同期比で大幅に低下しており、収益性が低下していることがわかります。
一方でROEは赤字となっており、自己資本利益率も低い水準にあります。
今後の改善に注目していく必要があるでしょう。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが611,977千円のマイナスとなっています。
これは主に、仕入債務の減少や法人税等の支払いによるものです。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは46,911千円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは51,410千円のプラスとなっています。
全体として612,041千円の減少となり、現金及び預金は2,273,123千円から1,661,082千円に減少しています。
配当の支払額
Shinwa Wise Holdings株式会社は、2023年10月13日の取締役会決議に基づき、1株当たり7円の中間配当を実施する予定です。
配当総額は71,775千円となります。
前年同期に比べ配当を行っていない点に注意が必要です。
今後の展望
Shinwa Wise Holdings株式会社は、今後オークション事業の強化や新規事業への取り組みに注力していく方針です。
特に、ワイン・リカーオークションやジュエリー&ウォッチオークションなどの好調な分野をさらに伸ばすことで、収益性の向上を目指しています。
また、メタバースの開発などの新規事業にも注力しており、中長期的な企業価値の向上が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
Shinwa Wise Holdings株式会社は、アート関連事業を中心に事業展開しており、特に高い評価を得ているオークション事業が強みです。
今期は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、業績が低下しているものの、ワイン・リカーオークションやジュエリー&ウォッチオークションの好調が明るい材料になっています。
今後は、オークション事業の強化や新規事業への取り組みで、収益性の向上を目指していくことが期待されます。
Shinwa Wise Holdings株式会社の決算日や配当についてまとめました。
Shinwa Wise Holdings株式会社の決算日は5月31日で、決算時期は6月1日から5月31日までの1年間となっています。
そして、同社は2023年10月13日の取締役会決議に基づき、1株当たり7円の中間配当を実施する予定です。
配当総額は71,775千円となります。
今後の業績と合わせて注目していきましょう。