株式会社タカミヤの2023年12月期第3四半期決算の概要をお伝えいたします。
同社は、建設用機材のレンタルや販売、太陽光発電関連資材の販売などを手がける企業で、中期経営計画に基づいて新しいビジネスモデルへの転換を進めています。
企業情報
企業名: 株式会社タカミヤ
証券コード: 24450
決算期: 2023年3月期
株式会社タカミヤの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社タカミヤの決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。
主な事業
株式会社タカミヤは、建設用仮設機材の販売・レンタルを主力事業としています。さらに、太陽光発電関連資材の販売や海外事業(製造・販売)なども展開しており、幅広い事業領域を持っています。
特に、レンタル事業は安定収益の柱になっており、建設現場での高い需要に支えられています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が32,183百万円、営業利益が2,405百万円、経常利益が2,526百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,727百万円となりました。
営業利益率は7.5%、経常利益率は7.8%と、高い利益水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近3期の業績推移を見ると、売上高は32,183百万円と前年同期比4.9%増加し、堅調な伸びを示しています。
一方、経常利益は2,526百万円と前年同期比46.5%増加しており、大幅な増益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益も1,727百万円と前年同期比46.9%の増加となっています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が68,022百万円と前期末比5,272百万円の増加となっています。
負債合計は45,958百万円と3,730百万円増加し、純資産合計は22,064百万円と1,541百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、商品及び製品が683百万円増加し、賃貸資産(純額)が3,532百万円増加するなど、固定資産が大きく増加しています。
これは、中期経営計画に基づいた新たなビジネスモデルへの転換に伴う設備投資の結果と考えられます。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,669百万円増加し、長期借入金(1年内返済予定を含む)が2,082百万円増加しています。
これらの増加は、設備投資資金の調達によるものと推測されます。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益1,727百万円の計上と、配当金652百万円の支払いにより、利益剰余金が1,075百万円増加しています。
自己資本比率は31.4%と、健全な財務基盤を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は3.7%、ROE(自己資本利益率)は7.8%となっています。
これらの指標は前年同期と比べ改善しており、収益性と資本効率性が高まってきていると評価できます。
今後の新たなビジネスモデルの展開によって、さらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細は不明です。
ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移しているものと推察されます。
配当の支払額
株式会社タカミヤは、年2回の配当を実施しています。
2023年3月期の年間配当金は14.0円(中間配当6.0円、期末配当8.0円)、配当性向は38.6%となっています。
安定した配当政策を継続しており、株主還元にも積極的に取り組んでいると言えます。
今後の展望
株式会社タカミヤは、中期経営計画に基づき、「タカミヤプラットフォーム」の機能拡充などによる新たなビジネスモデルの構築に注力しています。
このプラットフォームを通じて、建設現場のデジタル化を推進し、顧客への高付加価値サービスの提供を目指しています。
今後の事業成長と収益力の向上が期待できる状況にあると評価できます。
編集部のまとめ
株式会社タカミヤは、建設用仮設機材の販売・レンタルを中核事業としながら、太陽光発電関連資材の販売や海外事業など、多角的な事業展開を行っています。
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。
特に、レンタル事業が堅調に推移し、利益率の改善にも寄与しています。
今後は新たなビジネスモデルの構築により、さらなる成長が期待できそうです。
株式会社タカミヤの決算日や配当についてまとめました。
株式会社タカミヤの決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日が基準日となっています。
配当は年2回(中間配当6.0円、期末配当8.0円)実施しており、配当性向は38.6%と、安定した株主還元を行っています。