株式会社AobaーBBTは、オンラインでのビジネス教育サービスを提供する教育企業です。リカレント教育とインターナショナルスクール事業を中心に、幅広い教育サービスを展開しています。この度の決算では、売上高が前年同期比3.9%増加し、営業利益は35.2%増加と、好調な業績を記録しました。
企業情報
企業名: 株式会社AobaーBBT
証券コード: 24640
決算期: 2023年3月期
株式会社AobaーBBTの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社AobaーBBTの決算期は3月31日です。そのため、決算報告書は年に4回(四半期)提出されます。今回の四半期報告書は、2023年10月1日から12月31日までの第3四半期の業績報告となります。
主な事業
株式会社AobaーBBTは、リカレント教育事業とプラットフォームサービス事業を中心に事業を展開しています。リカレント教育事業では、経営者向けのMBAプログラムや企業の人材育成研修を提供。プラットフォームサービス事業では、国際バカロレアやケンブリッジ国際教育認定校の運営など、幅広いインターナショナルスクールサービスを手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は好調で、売上高は5,660百万円と前年同期比3.9%増加。営業利益は308百万円と35.2%増加しました。利益率も改善傾向にあり、経常利益率は5.4%と前年同期比1.3ポイント上昇しました。順調な業績と言えるでしょう。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は7,257百万円、5,447百万円、5,660百万円と、直近では減収傾向にありましたが、当第3四半期は前年同期比で増収を達成。一方で利益面では、経常利益は835百万円、225百万円、307百万円と推移しており、当第3四半期は前年同期比36.4%増加と大幅な改善となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社AobaーBBTの四半期連結貸借対照表を見てみましょう。
資産の部
当第3四半期末の総資産は7,626百万円で、前期末比991百万円減少しています。流動資産は3,142百万円と523百万円減少、固定資産は4,483百万円と467百万円減少しています。主な要因は、現金及び預金と有形固定資産の減少です。
負債の部
負債合計は2,964百万円と、前期末比649百万円減少しました。主な要因は、未払金や未払法人税等の減少です。
純資産の部
純資産合計は4,662百万円と、前期末比342百万円減少しました。主な要因は、自己株式の取得と利益剰余金の減少です。
ROAとROE
株式会社AobaーBBTのROA(総資産利益率)は、前期末の6.1%から当第3四半期末では4.0%に低下しています。一方、ROE(自己資本利益率)は、前期末の16.3%から当第3四半期末では11.0%へと改善しています。これは、売上高及び経常利益が増加している一方で、自己資本が減少したためと考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがプラス321百万円、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス295百万円、財務活動によるキャッシュ・フローがマイナス809百万円となっています。この結果、現金及び預金は783百万円減少し、2,434百万円となりました。
配当の支払額
株式会社AobaーBBTは、1株当たり年16円の配当を実施しています。このうち、当第3四半期では1株当たり16円の配当を支払っています。
今後の展望
株式会社AobaーBBTは、AIやデジタル化による大きな社会変革の中で、生涯学び続ける人材の育成に注力しています。リカレント教育事業の強化やプラットフォームサービス事業の拡大など、時代の変化に対応した事業展開により、今後の更なる成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社AobaーBBTは、オンラインでのビジネス教育サービスを中心に事業を展開する教育企業です。当第3四半期の業績は、売上高、利益ともに前年同期比で増加しており、順調に推移している様子がうかがえます。今後も、AI時代に求められる人材育成に注力し、事業拡大を図っていくことが期待されます。
株式会社AobaーBBTの決算日や配当についてまとめました。
株式会社AobaーBBTの決算日は3月31日で、年に4回の四半期決算を行っています。配当については、1株当たり年16円の配当を実施しており、当第3四半期では1株当たり16円の配当を支払っています。今後も、安定した業績と適切な利益配分が期待されます。