みそや豆乳を製造するマルサンアイ株式会社の2023年9月期第1四半期決算が発表されました。同社は健康で明るい生活への企業理念のもと、安全・安心な製品の提供やコスト削減に取り組み、業績は好調に推移しています。今後も成長が期待される事業に経営資源を集中させ、さらなる発展を目指しています。
企業情報
企業名: マルサンアイ株式会社
証券コード: 25510
決算期: 9月
マルサンアイ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
マルサンアイ株式会社の決算日は9月20日で、決算発表は翌年2月に行われます。四半期決算も12月20日を期末としており、四半期ごとに決算情報を開示しています。
主な事業
マルサンアイ株式会社は、みそ、豆乳、飲料などの食品製造・販売を主な事業としています。みそ事業では生みそや調理みそ、即席みそなどを、豆乳飲料事業では無調整豆乳やカロリーオフ豆乳などを展開しています。これらの製品は、健康志向の高まりから人気を集めています。
今期の業績と利益率は?
2023年9月期第1四半期の業績は、売上高83億34百万円、営業利益2億87百万円となり、前年同期比で6.1%増、67.8%増と大幅な増収増益を達成しました。売上高の増加や販管費削減などにより利益率も改善傾向にあります。
売上・利益の推移
最近の業績推移をみると、2022年9月期は、売上高309億50百万円、当期純損失8億94百万円と大幅な減収減益となりました。しかし、2023年9月期第1四半期は、売上高83億34百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益2億6百万円と、収益性が大幅に改善しています。今後も豆乳や飲料の販売が好調に推移すると見込まれます。
四半期連結貸借対照表について
マルサンアイ株式会社の2023年12月20日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産250億79百万円、負債192億62百万円、純資産58億17百万円となっています。前期末から5億66百万円の減少となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産122億77百万円、固定資産128億2百万円となっています。前期末から3億26百万円減少しました。主な要因は、原材料及び貯蔵品の減少です。
負債の部
負債の部では、流動負債114億58百万円、固定負債78億3百万円となっています。前期末から7億13百万円減少しました。主な要因は、短期借入金の減少などです。
純資産の部
純資産の部では、58億17百万円となっています。前期末から1億47百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金の増加です。
ROAとROE
マルサンアイ株式会社のROA(総資産利益率)は直近で1.2%と低水準ですが、ROE(自己資本利益率)は3.6%と改善傾向にあります。今後は、収益性の向上によりROAも高まると期待されます。また、自己資本比率は23.2%となっており、財務基盤の強化にも取り組んでいます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況については四半期報告書に記載がありませんが、営業活動によるキャッシュフローが好調に推移していることから、手元流動性も確保できているものと考えられます。今後の設備投資などにも活用できる現金水準を維持していると見られます。
配当の支払額
2023年9月期の配当金は、1株当たり30円を予定しています。配当性向は30%程度となる見通しで、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
マルサンアイ株式会社は、本社みそ工場の生産終了を発表しましたが、これにより成長が期待される豆乳や飲料事業に経営資源を集中できるようになります。今後も安全・安心な製品の供給とコスト削減に努め、さらなる企業価値向上を目指していきます。
編集部のまとめ
マルサンアイ株式会社の2023年9月期第1四半期決算は、売上高、営業利益ともに増加し、収益性が改善されています。今後は、みそ事業から撤退し、成長が期待される豆乳や飲料事業に注力することで、さらなる業績アップが期待できそうです。配当も安定しており、株主還元にも配慮しています。
マルサンアイ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
マルサンアイ株式会社の決算日は9月20日で、決算発表は翌年2月に行われています。また、配当金は1株当たり30円と安定しています。今後の事業展開にも注目が集まりそうです。