不二製油グループ本社株式会社の第96期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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不二製油グループ本社株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました!売上高4,215億円、営業利益129億円と前年同期から増収・増益を達成しています。原料価格の変動や為替の影響に加え、事業の収益性改善などにより、順調に業績が拡大しています。設備投資の効果も出てきており、不二製油グループの着実な成長が伺えます。今後も新製品開発や海外事業の強化に期待が高まっています。

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企業情報

企業名: 不二製油グループ本社株式会社
証券コード: 26070
決算期: 2023年3月期

不二製油グループ本社株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

不二製油グループ本社株式会社は、3月決算の企業です。具体的には、3月31日が決算期末日となっています。第3四半期決算は2023年12月31日が対象期間となります。

主な事業

不二製油グループ本社株式会社は、植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、大豆加工素材などの製造・販売を行う企業です。ファストフード向けのフライ油や、菓子メーカー向けのチョコレートなど、幅広い食品素材を手掛けており、B2Bビジネスを中心に事業展開しています。グローバル化も進めており、日本国内のほか、米州、東南アジア、欧州などの海外市場にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の売上高は4,215億円と前年同期比1.2%の増収となりました。一方、営業利益は129億円と大幅に伸び、前年同期比47.0%の増益を達成しています。このように、売上高、営業利益ともに増加しており、高い収益性を維持できています。中でも植物性油脂事業や乳化・発酵素材事業の採算性改善が大きく寄与しています。

売上・利益の推移

不二製油グループ本社は、直近の第3四半期決算で売上高4,215億円、営業利益129億円を記録しました。過去3年の推移を見ると、売上高はほぼ横ばいながらも、営業利益は年々増加基調にあります。2020年度以降は原料価格高騰や為替変動の影響を受けつつも、収益改善策の効果によって着実に利益を伸ばしています。今後も成長軌道を維持できるものと期待されます。

四半期連結貸借対照表について

不二製油グループの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産4,829億円、負債2,494億円、純資産2,334億円となっています。前期末から資産が141億円増加し、負債が83億円減少したことで、自己資本比率は46.0%まで改善しています。キャッシュ・コンバージョン・サイクルの短縮に取り組んでおり、財務体質の強化が進んでいます。

資産の部

資産の部では、流動資産が2,543億円と前期末比で267億円増加しています。一方、有形固定資産は121億円減少して1,477億円となりました。これは、一部の生産子会社の固定資産売却などによるものです。

負債の部

負債の部では、有利子負債が1,563億円と前期末比120億円減少しています。借入金の返済が進んでいることがわかります。その他の負債も37億円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、2,334億円と前期末比225億円の増加となりました。利益剰余金の積み上がりと為替換算調整勘定の増加が主な要因です。自己資本比率も46.0%まで上昇しています。

ROAとROE

不二製油グループの直近のROA(総資産経常利益率)は2.4%ROE(自己資本当期純利益率)は2.1%となっています。前年同期と比較すると、ROAは0.5ポイント、ROEは0.2ポイント上昇しています。これは、経常利益や当期純利益が改善したことによるものです。自己資本比率の向上とあわせ、収益性と資本効率の両面で改善が進んでいる状況です。

キャッシュフロー

不二製油グループのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは195億円のプラスとなりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは118億円のプラスで、主に固定資産の売却によるものです。また、財務活動によるキャッシュ・フローは234億円のマイナスとなり、借入金の返済などを行っています。全体として、現金及び現金同等物は前期末比で103億円増加し、272億円となりました。

配当の支払額

不二製油グループは、年2回の配当を行っています。2023年6月の期末配当は1株26円、2023年12月の中間配当も1株26円と、年間52円の配当を予定しています。前期からの配当額は変わっておらず、安定的な配当政策を維持していると評価できます。

今後の展望

不二製油グループは、中期経営計画「Reborn 2024」に沿って、事業の収益力向上と財務体質の改善に取り組んでいます。原料価格の上昇にも適応しつつ、高付加価値製品への事業ポートフォリオの変革や、海外市場での事業拡大などが期待されます。また、サステナビリティへの取り組みも強化しており、ESG経営の推進で企業価値の向上も目指しています。中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

編集部のまとめ

不二製油グループ本社株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期から増加し、順調な業績推移が確認できました。財務面でも自己資本比率の改善など、経営基盤の強化も進んでいます。今後も新製品開発や海外展開の強化など、積極的な事業展開が期待されます。中期的な成長軌道に乗っていると評価できる決算内容だと思います。

不二製油グループ本社株式会社の決算日や配当についてまとめました。

不二製油グループ本社株式会社は3月決算の企業で、3月31日が決算期末日となっています。配当は年2回、期末配当と中間配当の年間52円を予定しています。安定的な配当政策を維持しながら、事業の収益性向上や財務体質の強化に取り組んでおり、中長期的な成長が期待できる企業といえます。

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