みなさん、株式会社ローソンの最新決算がこのたび発表されましたね。単体・連結で前年同期比増収増益となった同社の業績について、詳しくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ローソン
証券コード: E03345
決算期: 2023年3月1日から2024年2月29日まで
株式会社ローソンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ローソンの決算期は3月1日から翌年2月28/29日までの1年間です。四半期決算は3月、6月、9月、12月に発表されます。
主な事業
株式会社ローソンは、国内外でコンビニエンスストア「ローソン」の展開や、「成城石井」スーパーマーケットの運営、映画館「ユナイテッド・シネマ」の運営など、多岐にわたる事業を展開しています。特に国内コンビニエンスストア事業が同社の主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
株式会社ローソンの当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益8,141億43百万円(前年同期比9.0%増)、税引前四半期利益678億29百万円(同43.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益458億82百万円(同48.7%増)と、大幅な増収増益となりました。利益面でも大幅な伸びを示しています。
売上・利益の推移
直近の決算では、売上高は前年同期比で約9%増加しました。利益面でも、事業利益は75,281百万円と前年同期比35%増と、大幅な増益となりました。この背景には、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐなか、店舗運営の効率化や新商品・サービスの投入などが寄与したものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ローソンの四半期連結貸借対照表をみると、資産合計が2兆2,654億90百万円となっています。負債は1兆9,816億1百万円と、資産の87.6%を占めています。純資産は2,838億88百万円で、自己資本比率は12.3%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が6,824億34百万円、非流動資産が1兆5,830億56百万円となっています。流動資産の主な内訳は現金及び現金同等物や営業債権、非流動資産の主な内訳は有形固定資産や使用権資産です。
負債の部
負債の部では、流動負債が9,818億92百万円、非流動負債が9,997億9百万円となっています。流動負債の主な内訳は営業債務や預り金、非流動負債の主な内訳は借入金やリース負債です。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分が2,793億95百万円となっています。利益剰余金の増加などにより、前期末から増加しています。
ROAとROE
株式会社ローソンのROA(総資産利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は16.4%となっています。前期と比べてROAは低下しましたが、ROEは上昇しています。これは、収益性の向上と資本効率の改善が進んでいることを示唆しています。
キャッシュフロー
株式会社ローソンの当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは3,012億59百万円の収入となり、前年同期比で大幅に改善しています。投資活動によるキャッシュ・フローは500億21百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは2,637億23百万円の支出となっています。
配当の支払額
株式会社ローソンは、期末配当と中間配当の年2回の配当を実施しています。当期の1株当たり配当金は合計192.50円となっています。配当性向は41.9%となっています。
今後の展望
株式会社ローソンは、「ローソングループ Challenge 2025」の実現に向けて、店舗の改装や品揃えの強化、新商品の投入などに取り組んでいきます。また、多様な人材の活躍を後押しするための施策も進めており、持続的な成長を目指しています。今後の業績動向にも期待が高まるところです。
編集部のまとめ
株式会社ローソンの決算は、売上高、利益ともに前年同期比で大幅な増加となり、好業績を収めています。コロナ禍からの回復や、店舗運営の効率化、新商品の投入などが奏功した結果と言えるでしょう。今後も中期経営ビジョンの実現に向けて、様々な施策を展開していく方針のようです。株主還元面でも堅調に推移しており、株式投資家の注目を集めそうですね。
株式会社ローソンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ローソンの決算日は3月1日から翌年2月28/29日までの1年間で、四半期決算は3月、6月、9月、12月に発表されます。配当は期末と中間の年2回で、当期の1株当たり配当金は合計192.50円となっています。株主還元に力を入れている同社の業績にも注目が集まっています。