株式会社ローソンの2024年3月期第1四半期決算が発表されました。ローソンはコンビニエンスストア業界でも有名な企業で、皆さんも日々利用しているのではないでしょうか。今回の決算では業績が堅調に推移したようです。以下、決算の詳細をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ローソン
証券コード: E03345
決算期: 2024年2月期
株式会社ローソンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ローソンの決算日は2月末日で、四半期決算は5月、8月、11月、2月に発表されます。通期の決算は毎年2月末に行われ、四半期ごとに業績を公表しています。
主な事業
株式会社ローソンの主な事業は、国内コンビニエンスストア事業です。「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の3つのチェーン展開をしています。その他にも成城石井事業、エンタテインメント関連事業、金融関連事業、海外事業など、幅広い事業を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高が2,794億41百万円と前年同期比5.8%増加し、営業利益が261億28百万円と2.9%増加しました。利益率も好調で、営業利益率は9.3%となっています。
売上・利益の推移
ローソンの売上高は過去3年間で2,750,984百万円から2,897,615百万円と着実に増加してきました。利益面でも、営業利益は94,090百万円から103,679百万円と増加傾向にあります。安定した成長が続いているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計が2,397,685百万円、負債合計が2,090,070百万円、純資産合計が307,615百万円となっています。前期末に比べ資産と負債がともに増加し、純資産も増加しています。
資産の部
流動資産は前期末比1,000億円増の8,157億円、非流動資産は前期末とほぼ変わらずの1兆5,818億円となっています。現金及び現金同等物が大幅に増加しており、全体として資産が増加しています。
負債の部
流動負債は前期末比820億円増の1兆941億円、非流動負債は前期末比11億円減の9,958億円となっています。借入金が増加したことが主な理由です。
純資産の部
純資産は前期末比183億円増の3,076億円となりました。利益剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
ローソンのROAは前期末の3.3%から3.5%に改善し、ROEは前期末の12.4%から12.6%に上昇しています。収益性と資本効率性が高まっているといえます。これは安定した業績と効率的な経営の成果だと考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは782億円の収入となり、前年同期比1,160億円の減少となりました。投資活動によるキャッシュフローは188億円の支出で、前年同期比32億円の増加となりました。財務活動によるキャッシュフローは147億円の収入となっています。全体として現金及び現金同等物は742億円増加し、期末残高は5,067億円となりました。
配当の支払額
当第1四半期には配当の支払いはありませんでした。ただし、前期は1株当たり75円の配当を実施しています。株主還元にも力を入れていることがわかります。
今後の展望
ローソンは「ローソングループ Challenge 2025」の中期経営ビジョンのもと、デジタル技術の活用や店舗の魅力向上など、さまざまな取り組みを展開しています。今後も「Real×Tech Convenience」を目指して、お客様に寄り添った店舗運営を行い、持続的な成長を目指していく方針です。
編集部のまとめ
今回の決算では、ローソンが安定した業績を残していることがわかります。売上高、営業利益ともに増加し、収益性や資本効率性もよい水準を維持しています。また、デジタル技術の活用など、中長期的な成長に向けた取り組みも進めていることが評価できます。今後も着実な成長が期待できる企業だといえるでしょう。
株式会社ローソンの決算日や配当についてまとめました。
ローソンの決算日は2月末日で、通期決算は毎年2月に発表されます。また、四半期ごとに業績を公表しており、直近の2024年3月期第1四半期は売上高2,794億円、営業利益261億円と好調な結果となりました。配当については、前期は1株当たり75円を実施しています。今後も安定した成長と株主還元が期待できる企業といえるでしょう。