イオン九州株式会社の2023年2月期第3四半期決算が発表されました。売上高357,753百万円、経常利益6,881百万円と、引き続き好調な業績を示しています。中期経営計画で掲げている「食の強化」「非食品分野の専門化」「DX推進」「環境・地域社会への貢献」に取り組み、既存事業の収益向上と新たな成長に向けた取り組みを強化しているようです。
企業情報
企業名: イオン九州株式会社
証券コード: 26530
決算期: 2月期
イオン九州株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
イオン九州株式会社の決算期は2月期です。第3四半期決算は2023年11月30日を期末としているようです。
主な事業
イオン九州株式会社は、九州地域を中心に「GMS(総合スーパー)」「SM(スーパーマーケット)」「ホームセンター」などの店舗を展開しています。主に衣料品、食品、住居余暇商品、ホームセンター商品の販売を行う小売業が主力事業となっています。中期経営計画では「食の強化」「非食品分野の専門化」に取り組んでおり、今後の成長に向けて新店舗の出店や、既存店の活性化にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
2023年2月期第3四半期の業績は、売上高357,753百万円、営業利益6,664百万円、経常利益6,881百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益4,323百万円となりました。営業総利益率は29.5%、営業利益率は1.8%と、着実な収益性の向上が図られています。
売上・利益の推移
イオン九州株式会社の売上高は、2023年2月期第3四半期では前年同期比6.0%増加しています。経常利益は73.7%増加と大幅な伸びを示しており、業績は好調な推移となっています。新型コロナウイルス感染症の影響から回復基調にあり、売上と収益性の改善が進んでいるようです。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産1,734億68百万円、負債1,263億5百万円、純資産471億63百万円となっています。前期末と比べ、総資産が増加し、負債も増加していますが、自己資本比率は27.1%と健全な財務状況を維持しているようです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金62億28百万円、棚卸資産305億62百万円、有形固定資産940億14百万円などが主な内訳となっています。業容の拡大に伴い、資産が増加しているようです。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金415億82百万円、1年内返済予定の長期借入金76億5百万円、長期借入金195億78百万円などが主な内訳となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金49億15百万円、資本剰余金108億71百万円、利益剰余金332億68百万円などが主な内訳となっています。堅実な財務基盤を維持しつつ、着実に純資産が積み上がっているようです。
ROAとROE
イオン九州株式会社のROA(総資産利益率)は3.1%、ROE(自己資本利益率)は9.2%となっています。前年同期と比べROAは0.8ポイント上昇、ROEは1.8ポイント上昇しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。資産や自己資本の効率的な活用によって、収益力が向上している様子が伺えます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては詳細な情報が開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローの改善が見られ、新規出店などの設備投資にも積極的に取り組んでいると考えられます。財務体質の強化と、将来の成長に向けた投資を両立しているようです。
配当の支払額
イオン九州株式会社は、2023年2月期の年間配当金を42円と計画しています。第2四半期末配当が28円、第3四半期末配当が14円と、着実な配当政策を実施しているようです。株主への利益還元にも注力しています。
今後の展望
今後の成長に向けて、「食の強化」「非食品分野の専門化」「DX推進」「環境・地域社会への貢献」に注力していく計画です。同社は九州地域でNo.1の企業を目指しており、既存店の活性化と共に新店舗出店にも積極的に取り組む方針のようです。また、デジタル化の推進やサステナビリティへの取り組み強化など、中長期的な企業価値向上にも尽力していきます。
編集部のまとめ
イオン九州株式会社は、2023年2月期第3四半期の決算において、売上高357,753百万円、経常利益6,881百万円と大幅な増収増益を果たしています。中期経営計画の各施策が奏功し、収益性の向上が進んでいるようです。また、財務体質も健全で、株主への利益還元にも注力しています。今後も九州No.1を目指し、新店舗出店やデジタル化、サステナビリティの取り組みなどを強化し、さらなる成長が期待できそうです。
イオン九州株式会社の決算日や配当についてまとめました。
イオン九州株式会社の決算期は2月期で、第3四半期決算は2023年11月30日を期末としています。年間配当金は42円と計画しており、第2四半期末配当28円、第3四半期末配当14円と安定した配当政策を実施しています。財務基盤も健全で、今後の成長が期待できる企業といえます。