株式会社アスモは、食肉の輸入・販売、高齢者施設の給食提供、介護サービスなど、多岐にわたる事業を展開している企業です。来期の業績が好調な見込みで、今後の成長にも期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社アスモ
証券コード: 26540
決算期: 2023年3月期
株式会社アスモの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アスモは、年に1回の決算を行っており、決算日は3月31日です。株主総会や四半期決算の発表など、年間のスケジュールは3月末を中心として進められています。
主な事業
株式会社アスモは、食肉の輸入・販売事業、高齢者介護施設などにおける給食提供事業、介護サービス事業の3つを主な事業としています。これらの事業を通して、高齢化社会や変化するライフスタイルにあわせたサービスを提供しています。特に、高齢者向け事業は業績好調で、今後の成長が期待されています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は売上高15,473百万円、営業利益460百万円と前年同期比で増加しています。利益率も 営業利益率3.0% と改善が見られました。高齢者施設の利用者回復や介護サービス事業の伸長などが寄与しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は19,723百万円、14,920百万円、15,473百万円となっており、ここ2年は 15,000百万円台 を維持しています。利益面でも、経常利益が306百万円、280百万円、499百万円と増加基調にあります。コロナ禍からの回復などが寄与しているようです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アスモの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が9,497百万円となっています。前期末から 593百万円の増加となっています。負債合計は 3,014百万円で、純資産合計が6,482百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,401百万円と大半を占めています。また、売掛金が2,321百万円となっているほか、商品が376百万円と在庫も一定水準を確保しています。資産の健全性は良好と言えるでしょう。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が899百万円となっています。有利子負債は短期借入金と リース債務を合わせて111百万円と低水準に抑えられています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,312百万円と大きな割合を占めています。自己資本比率は67.8%と高い水準を維持しており、財務の健全性は優れていると言えます。
ROAとROE
株式会社アスモのROA(総資産経常利益率)は5.2%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.6%となっています。前期と比較して両指標とも改善傾向にあり、収益性の向上が確認できます。介護サービス事業の業績好調などが、収益力の向上に寄与しているものと考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは プラス176百万円と黒字を維持しています。一方、設備投資などの investing キャッシュ・フローはマイナス34百万円となっており、全体としてはプラスのフリー・キャッシュ・フローを確保できています。手元流動性も高く、今後の事業展開に活用できる状況にあります。
配当の支払額
株式会社アスモは、期末配当として 1株当たり10円の配当を実施しています。親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向は45.3%となっています。業績の好転を反映した形で、株主還元も増加傾向にあります。
今後の展望
株式会社アスモは、高齢化社会の進展に伴う介護需要の増加に着目し、介護サービス事業の強化に注力しています。また、食肉関連事業においても、お客様のニーズに合わせた商品提案力を高め、収益性の向上を目指しています。これらの施策を通じて、中長期的な業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社アスモは、食肉販売をはじめとする多角的な事業を展開する企業です。特に、高齢化社会に対応した介護サービス事業が好調で、今期の業績は前年同期比で大幅に改善しています。総合的な収益力の向上も見られ、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社アスモの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アスモの決算日は3月31日で、年に1回の決算を行っています。また、期末配当として1株当たり10円の配当を実施しており、配当性向は45.3%となっています。業績の好転を受けて、株主還元も増加傾向にあります。