株式会社サンエーの2024年2月期第1四半期決算報告が公開されました。売上高は前年同期比3.7%増の576億62百万円、営業利益は16.6%増の41億34百万円と好調な業績を収めています。この企業は沖縄を中心に展開するドミナント型の小売店舗チェーンで、地域密着型の営業が支持されている人気の企業です。
企業情報
企業名: 株式会社サンエー
証券コード: E03352
決算期: 2月期
株式会社サンエーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サンエーの決算日は毎年2月末日です。年1回の本決算に加え、第1四半期(3月~5月)、第2四半期(6月~8月)、第3四半期(9月~11月)の四半期決算も行っています。株主総会は毎年5月に開催されます。
主な事業
株式会社サンエーは、沖縄県を中心にショッピングセンターやスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの小売店舗を運営しています。沖縄のドミナント戦略を推進し、地域に密着した店舗展開で地域経済に貢献しています。また、100%子会社のサンエーグローバルを通じて海外にも事業展開しており、グローバル化にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
2024年2月期第1四半期の売上高は前年同期比3.7%増の576億62百万円、営業利益は16.6%増の41億34百万円と好調な業績を収めました。経常利益率は7.4%と高い水準にあり、安定した収益基盤を持っています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は年々増加し、経常利益も堅調に推移しています。2024年2月期第1四半期の売上高は576億62百万円で、前年同期比3.7%増と好調に推移しました。経常利益は43億円と前年同期比17.2%増と大幅な増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日現在の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は1,848億19百万円となっています。前期末比で18億83百万円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が37億59百万円減少したものの、売掛金が9億74百万円、商品及び製品が9億40百万円増加しています。固定資産は前期末から294百万円減少の1,068億29百万円となっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が15億26百万円、賞与引当金が10億86百万円増加した一方で、未払法人税等が20億85百万円、流動負債その他が16億40百万円減少しています。負債合計は394億64百万円となり、前期末比10億87百万円減少しました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が6億31百万円減少し、純資産合計は1,453億55百万円となりました。自己資本比率は76.7%と財務体質は健全です。
ROAとROE
2024年2月期第1四半期のROAは0.9%、ROEは1.9%となっています。前年同期と比べROAは0.1ポイント、ROEは0.3ポイントそれぞれ上昇しており、収益性が改善傾向にあります。
キャッシュフロー
2024年2月期第1四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが15億93百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは18億96百万円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローは34億44百万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は510億88百万円となっています。
配当の支払額
2024年2月期の年間配当金は110円を予定しています。第1四半期の配当金は1株当たり110円で、前年同期比36円増加しました。配当性向は約31.8%となっています。
今後の展望
株式会社サンエーは、沖縄県内での店舗網の拡大と既存店の活性化に加え、海外市場への事業展開にも注力しています。2024年2月期は売上高2,100億円、経常利益169億円を目標としており、持続的な成長を目指しています。また、環境配慮や地域貢献など、ESG経営にも力を入れています。今後も地域密着型の事業展開と収益力の強化により、着実な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社サンエーは、沖縄県を中心に小売事業を展開する地域密着型の企業です。2024年2月期第1四半期は、売上高と利益が前年同期を上回る好調な業績を収めました。財務体質も健全で、ROAやROEも改善傾向にあります。今後も既存店の活性化や海外展開など、成長戦略を推進し、持続的な企業価値向上を目指していくことが期待されます。
株式会社サンエーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サンエーの決算日は毎年2月末日で、年1回の本決算と四半期決算を行っています。2024年2月期の年間配当金は1株当たり110円を予定しており、第1四半期の配当金も1株当たり110円と前年同期比36円増加しています。沖縄を中心に地域密着型の小売事業を展開する同社は、安定的な収益基盤と健全な財務体質を有しており、今後の成長が期待されます。