株式会社イメージワンの経営状況や決算内容を分析しましたので、ご紹介します。新型コロナの影響が続く中、同社は医療機器やエネルギー分野など、さまざまな事業に取り組んでいます。当期の業績は減収減益となったものの、今後の成長に向けて挑戦を続けるブランド企業といえます。
企業情報
企業名: 株式会社イメージワン
証券コード: 26670
決算期: 2024年9月期
株式会社イメージワンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社イメージワンの決算は、9月期で、第2四半期は2024年3月31日に締め切られています。決算発表は2024年5月15日に行われる予定です。
主な事業
株式会社イメージワンは、ヘルスケアソリューション事業と地球環境ソリューション事業の2つの事業に注力しています。ヘルスケアソリューション事業では医療システムの開発・販売を手掛け、地球環境ソリューション事業では再生可能エネルギーや地理空間情報サービスなどを展開しています。両事業で環境・医療分野の課題解決に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が1,251,341千円と前年同期比49.5%の減収となりました。一方で、営業損失は230,469千円となっています。医療検査事業の縮小により、全体の収益性が低下したものの、環境事業は堅調に推移しました。
売上・利益の推移
当社は2022年9月期から2024年9月期までの3カ年を「中期経営計画」としてきましたが、この度、計画の取り下げとともに一部事業からの撤退を決定しました。売上高は2022年9月期の2,975,323千円から、2023年9月期は2,478,394千円、そしてこの第2四半期では1,251,341千円と減少傾向にあります。一時的な減収は避けられませんが、足元の財務健全化に取り組み、中長期的な成長を目指していきます。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の総資産は2,241,772千円と前連結会計年度末に比べ21.0%減少しました。これは主に、現金及び預金が321,135千円減少したことや、仕掛販売用不動産が578,000千円減少したことなどによります。
負債の部
負債合計は805,808千円と前連結会計年度末に比べ21.0%減少しました。これは主に、未払金が232,122千円減少したことなどによります。
純資産の部
純資産合計は1,435,963千円と前連結会計年度末に比べ21.0%減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失391,424千円を計上したことによります。
ROAとROE
当社の当第2四半期連結累計期間のROAは-15.1%、ROEは-26.3%となりました。利益の減少に伴い、両指標共に大幅な悪化となっています。今後は経営の効率化や成長分野の拡大などに取り組み、収益性の改善を目指していく方針です。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動により69,521千円の資金を使用し、投資活動により193,579千円の資金を使用しました。財務活動では8,035千円の資金を使用しており、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末の825,881千円から271,135千円減少し、554,745千円となりました。売上減少に伴い、資金繰りが悪化していることが見て取れます。
配当の支払額
当社は当期第2四半期までは、配当を実施していません。今後の経営状況を見ながら、株主還元策について検討していく方針です。
今後の展望
当社は、ヘルスケアソリューション事業」と「地球環境ソリューション事業」を中心に事業展開を進めています。医療DXの推進や再生可能エネルギー分野での取り組みなど、社会課題の解決に貢献する製品・サービスの開発に注力していきます。一時的な業績低迷が見られるものの、中長期的には成長軌道に乗せることを目指しています。
編集部のまとめ
株式会社イメージワンは、ヘルスケアやグリーンエネルギーなど、社会的に重要な分野に注力する企業として注目されています。当期の業績は減収となったものの、今後の成長に向けた取り組みを続けています。株主還元についても検討するなど、企業価値の向上に努めていく方針です。中長期的な視点で同社の動向を注視していく必要があるでしょう。
株式会社イメージワンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イメージワンの決算日は9月期で、第2四半期は2024年3月31日が決算日となります。直近の第2四半期決算では、売上高は1,251,341千円、営業損失は230,469千円となりました。配当については、当期は実施していません。今後の経営状況を見ながら検討していく方針です。