株式会社ジーフットの2023年11月期の第3四半期決算報告が発表されました。売上高は492億9百万円と前年同期並みの水準を確保できました。ファッション性とデザイン性の高い足元ブランド「アスビー」の展開強化が奏功し、売上総利益率も44.1%と改善している好調な業績となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ジーフット
証券コード: 26860
決算期: 2月末日
株式会社ジーフットの決算日・決算時期(スケジュール）は?
株式会社ジーフットの決算期は2月末日であり、第3四半期決算は毎年11月末日に発表されています。
主な事業
株式会社ジーフットは、靴販売事業を中心としたグループ企業です。婦人靴、紳士靴、スポーツ靴、子供靴、さらにはインポート雑貨なども取り扱っています。主力ブランドの「アスビー」を中心に、全国に670店舗を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、営業損失6億75百万円と前年同期の31億79百万円から大幅に改善しました。売上総利益率は44.1%と2.6ポイント改善しており、収益性の向上が見られています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比で0.0%増加の492億9百万円を記録し、既存店売上も6.8%増加と好調な推移となりました。一方で、経常損失は8億83百万円と前年同期から大幅に改善されています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は361億38百万円と前期末より41億11百万円減少しました。負債合計は403億34百万円と30億67百万円減少し、純資産はマイナス4,196百万円となっています。
資産の部
流動資産は315億95百万円で、前期末比16億59百万円減少しました。現金及び預金が56億9百万円減少した一方で、売上預け金が12億84百万円増加しています。固定資産は45億42百万円と前期末比453百万円減少しました。
負債の部
流動負債は383億34百万円で、前期末比25億13百万円減少しました。短期借入金が14億25百万円、買掛金が3億67百万円減少しています。固定負債は20億円と前期末比5億54百万円減少しました。
純資産の部
純資産はマイナス4,196百万円となり、前期末比10億44百万円の減少となりました。これは主に、利益剰余金の減少によるものです。
ROAとROE
ROAとROEの直近の実績値は開示されていませんが、今期の営業損失の大幅な改善から、収益性の向上と自己資本比率の改善が期待されます。今後の業績回復に伴い、ROAやROEも改善していくことが見込まれます。
キャッシュフロー
当第3四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比56億9百万円減少していることから、積極的な設備投資や借入金返済などによる資金流出が見られたと考えられます。今後のキャッシュフローの推移に注目が必要です。
配当の支払額
当第3四半期決算においては配当の支払いはありません。今後の業績回復を注視しつつ、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社ジーフットは、新型コロナウイルス感染症の影響から回復しつつあると考えられます。今後の重点施策として、商品・サービスの品質向上とデジタル化の推進による生産性の向上などに取り組み、さらなる業績回復を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ジーフットの2023年11月期第3四半期決算は、前年同期比で売上高が横ばいながら、売上総利益率の改善と固定費の削減により営業損失が大幅に縮小しました。今後は、商品の品質向上やデジタル化に注力することで、さらなる収益性の向上が期待されます。
株式会社ジーフットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジーフットの決算期は2月末日で、第3四半期決算は11月末日に発表されています。当第3四半期決算では配当の支払いはありませんでしたが、今後の業績回復に合わせた株主還元策への期待が高まっています。
