株式会社ジーフットの第1四半期決算が発表されました。2024年3月1日から5月31日までの1四半期の業績は、売上高が16,933百万円と、前年同期比6.3%の減収でしたが、アスビーブランドの店舗統一などの取り組みが奏功し、営業利益は4億円と前年同期比100.6%の増益となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ジーフット
証券コード: 26860
決算期: 2月29日
株式会社ジーフットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジーフットの決算日は2月29日です。第1四半期決算は2024年7月12日に発表されました。
主な事業
株式会社ジーフットは、靴・インポート雑貨の販売を主な事業としています。アスビーやジーフットなどの自社ブランドを展開する専門店を全国に展開しており、カジュアルからスポーツシューズまで幅広い商品を取り扱っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が16,933百万円と前年同期比6.3%の減収となりましたが、売上総利益率が45.2%と前年同期から1.3ポイント改善しました。また、営業利益は4億円と前年同期比100.6%の大幅な増益となりました。
売上・利益の推移
当社の直近の業績推移をみると、2023年2月期は、新型コロナウイルス感染症の影響により大幅な減収減益となりましたが、2024年2月期は店舗収支基盤の再構築に取り組んできた結果、当第1四半期は増益基調に転じることができました。今後は更なる収益力の強化に向けて各種施策を推進していく予定です。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は33,223百万円となりました。前連結会計年度末と比べ、579百万円の増加です。負債は37,768百万円と366百万円の増加、純資産は-4,545百万円と前連結会計年度末から212百万円の増加となりました。
資産の部
資産の部では、売上預け金が2,348百万円と前連結会計年度末から506百万円の増加、商品が24,257百万円と120百万円の増加となりました。
負債の部
負債の部では、買掛金が9,378百万円と前連結会計年度末から1,518百万円の増加した一方で、短期借入金が13,550百万円と650百万円の減少となりました。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が-17,011百万円と前連結会計年度末から208百万円の増加となりました。
ROAとROE
ROAは前年同期が-0.10から当四半期は0.62と改善し、ROEも前年同期の-0.10から当四半期は-0.46と改善傾向にあります。これは、売上総利益率の向上やコスト削減などの収益改善策が奏効したことによるものです。今後も収益力の強化と財務体質の改善に取り組んでいく予定です。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フローの状況については、短期借入金の返済などにより財務活動によるキャッシュ・フローが-650百万円とマイナスとなりましたが、売掛金の増加などにより営業活動によるキャッシュ・フローは476百万円のプラスとなりました。投資活動によるキャッシュ・フローは-34百万円と安定的に推移しています。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間においては配当の支払いは行われていません。株主の皆様への利益還元は重要な経営課題と認識しており、今後の業績動向を見ながら、適切な時期に配当実施を検討していく方針です。
今後の展望
今後につきましては、2025年2月期を「成長戦略へ舵」と位置づけ、これまで再構築した経営基盤を活かしつつ、更なる収益力強化に向けた取り組みを加速させていく予定です。具体的には、アスビーブランド統一の店舗改装や、MD構造改革によるオリジナルPB商品の拡充、 EC事業の成長と拡大などを重点的に進めていきます。これらの施策によって、中長期的な成長の実現を目指してまいります。
編集部のまとめ
株式会社ジーフットは2024年第1四半期決算を発表し、売上高は前年同期比6.3%減の16,933百万円となりましたが、営業利益は前年同期比100.6%増の4億円と大幅な増益となりました。売上総利益率の改善やコスト削減などにより収益力が向上しており、今後は「アスビー」ブランド統一やEC事業の強化などに取り組み、更なる成長を目指していく方針です。引き続き注目していきたいと思います。
株式会社ジーフットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジーフットの決算日は2月29日で、第1四半期決算は2024年7月12日に発表されました。当期においては配当の支払いはありませんでしたが、今後の業績動向を見ながら、適切な時期に配当の実施を検討していくとしています。