日本マクドナルドホールディングス株式会社の2024年第1四半期の決算報告書が発表されました。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のすべてが前年同期比で増加し、堅調な業績を示しています。マクドナルドのブランド力と様々な施策の成果が表れている印象です。今後の成長にも期待が持てる内容となっています。
企業情報
企業名: 日本マクドナルドホールディングス株式会社
証券コード: E03366
決算期: 12月期
日本マクドナルドホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本マクドナルドホールディングス株式会社の決算日は12月31日です。
第1四半期決算は5月15日に発表されました。
主な事業
日本マクドナルドホールディングス株式会社は、ハンバーガーレストラン事業を主力としています。全国に約3,000店舗を展開し、直営店とフランチャイズ店を運営しています。
メニューの開発やブランド力の強化、店舗の改装や新規出店など、多角的な事業展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の売上高は1,013億69百万円と前年同期比でおよそ9.31%の増加となりました。
営業利益は112億57百万円と前年同期比で34.35%増加し、営業利益率は11.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
2023年通期の売上高は3,819億89百万円、経常利益は407億34百万円でした。
2024年第1四半期では売上高、経常利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。
既存店売上高も7.0%増加と、34四半期連続でプラスとなるなど、堅調な推移が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の資産合計は2,893億99百万円です。
前期末に比べて219億94百万円減少しましたが、依然として充実した財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は862億40百万円と、前期末より206億73百万円減少しました。
固定資産は2,031億59百万円と13億20百万円減少しています。
負債の部
流動負債は538億3百万円と232億21百万円減少しました。
固定負債は77億81百万円と85百万円増加しています。
純資産の部
純資産は2,278億14百万円と、前期末より9億41百万円増加しました。
自己資本比率は78.7%と高水準を維持しています。
ROAとROE
2023年通期のROAは13.1%、ROEは11.1%でした。
堅調な業績を背景に、収益性や効率性も改善傾向にあります。
キャッシュフロー
2023年通期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・インが465億円、投資活動によるキャッシュ・アウトが176億円、財務活動によるキャッシュ・アウトが292億円となりました。
フリー・キャッシュ・フローは289億円と、安定した資金繰りを確保しています。
配当の支払額
2024年3月の期末配当は1株当たり42円の支払いを予定しています。
前期は年間配当が1株当たり81円であり、継続的な増配を実施してきました。
今後の展望
「ブランド」「メニュー・バリュー」「店舗・デジタル・ピープル」の3本柱に注力し、持続的な成長を目指しています。
新メニューの投入やデリバリーサービスの拡充、店舗リニューアルなど、顧客ニーズに合わせた施策を展開していきます。
また、人材育成にも力を入れ、クルーの定着と生産性の向上を図ることで、企業価値の向上に取り組んでいきます。
編集部のまとめ
日本マクドナルドホールディングス株式会社は、2024年第1四半期も好業績を収めました。
売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期を上回る実績を上げています。
既存店舗の好調な売上推移や、デジタル化への取り組み、人材育成などが功を奏していると言えるでしょう。
今後も多様化するニーズに適応しながら、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
日本マクドナルドホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本マクドナルドホールディングス株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期決算は5月15日に発表されています。
配当は前期が年間81円、今期は期末配当が42円の予定と、継続的な増配を実施しています。
安定した財務基盤と収益力を背景に、今後も株主還元に注力していくことが期待されます。