こんにちは。株式会社IKホールディングスの2023年6月期第2四半期決算について、数字を詳しく見ていきたいと思います。同社は韓国コスメをはじめとする化粧品やIT商品の販売が主な事業です。
企業情報
企業名: 株式会社IKホールディングス
証券コード: 27220
決算期: 2023年5月31日
株式会社IKホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算期は5月31日です。第2四半期の決算日は2023年11月30日となります。
主な事業
同社グループの主な事業はダイレクトマーケティング事業、セールスマーケティング事業、ITソリューション事業の3つに分かれています。化粧品の販売が重要な収益源で、特に人気の韓国コスメブランドを積極的に取り扱っています。また、TV通販やWeb通販、卸売などの販売チャネルを幅広く展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が6,695百万円と前年同期比7.5%減少しました。一方で営業利益は65百万円と黒字化し、前年同期の営業損失から大幅に改善しました。これは韓国コスメの販売が好調だったことや、経費の削減効果が出ているためです。
売上・利益の推移
同社の過去2年間の業績推移をみると、2022年6月期は売上高が14,179百万円、営業損失が205百万円と厳しい結果でした。しかし、2023年6月期第2四半期では、売上高は前年同期比7.5%減の6,695百万円となったものの、営業利益は65百万円と黒字化しています。
四半期連結貸借対照表について
2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は6,333百万円で前期末比455百万円減少しました。一方、負債は4,352百万円で前期末比466百万円減少しています。純資産は1,981百万円と堅調に推移しており、自己資本比率は30.3%となっています。
資産の部
流動資産は5,298百万円と前期末比429百万円減少しています。これは現金及び預金が389百万円、商品及び製品が349百万円それぞれ減少したことが主な要因です。固定資産は1,034百万円と前期末比25百万円減少しています。
負債の部
流動負債は3,191百万円と前期末比575百万円減少しました。短期借入金が600百万円、未払金が199百万円それぞれ減少しています。固定負債は1,160百万円と前期末比108百万円増加しました。
純資産の部
純資産は1,981百万円と前期末比11百万円増加しています。新株予約権が12百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
同社のROAは前期末の-2.8%から当第2四半期では0.5%と改善しています。一方、ROEは前期末の-24.3%から当第2四半期は-0.2%と大幅に改善しました。これは四半期の業績が好転し、財務体質が強化されてきているためと考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期の営業キャッシュ・フローは437百万円の収入となり、前年同期比417百万円増加しました。投資キャッシュ・フローは349百万円の支出で、固定資産の取得が主な要因です。財務キャッシュ・フローは471百万円の支出となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は582百万円となっています。
配当の支払額
当第2四半期では配当の支払いはありませんでした。直近では前期(2022年6月期)に1株当たり12円の配当を実施していますが、今期は未定となっています。
今後の展望
同社は2023年7月に新中期経営計画「IK Way to 2026」を発表しました。ここでは、韓国コスメの販売強化やIT事業の収益力向上などに重点的に取り組むと表明しています。足元の業績改善を確かなものにしながら、さらなる企業価値向上に注力していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社IKホールディングスの2023年6月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比7.5%減の6,695百万円と減収となったものの、営業利益は65百万円と黒字化を果たしました。韓国コスメの販売好調や経費削減効果により収益性が改善傾向にあり、今後の業績回復に期待が高まっています。
株式会社IKホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は5月31日で、第2四半期決算日は2023年11月30日です。配当については直近では1株当たり12円の実施がありましたが、現時点では未定となっています。引き続き同社の業績動向に注目していきましょう。