株式会社ハローズの2023年3月決算が発表されました。売上高は過去最高の1,445億円を記録し、経常利益も77億円と大幅な増加となりました。老舗スーパーマーケットのハローズは、確実に業績を伸ばし続けているようですね。
企業情報
企業名: 株式会社ハローズ
証券コード: 27420
決算期: 2023年2月決算
株式会社ハローズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ハローズの決算日は2月末日で、その後4月に有価証券報告書を提出しています。そして、3四半期報告書は1月12日に提出されています。
主な事業
株式会社ハローズはスーパーマーケット事業を主力としています。主力エリアは中国・四国地方を中心としていて、店舗数は370店舗を超えています。近年は店舗展開を加速しており、都市部への出店も進めています。幅広い商品ラインナップと地域密着型の営業によって、着実に業績を伸ばし続けている企業です。
今期の業績と利益率は?
この度発表された2023年3月期第3四半期の業績は、売上高が1,445億円と前年同期比で12.6%増加しました。また、経常利益は77億円と前年同期比で17.1%の増加となりました。経常利益率は5.52%と、前年同期の5.32%から0.2ポイントの上昇となっています。
売上・利益の推移
ハローズは過去数年、着実に売上と利益を伸ばしてきました。売上高は2023年2月期に1,741億円と過去最高を記録しました。また、経常利益も93億円と好調な業績を残しています。この勢いを維持しつつ、今後の更なる成長が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ハローズの貸借対照表を見ると、資産合計は1,025億円と前期末から32億円増加しています。一方、負債合計は433億円と前期末から9億円減少しました。これにより、純資産は591億円と、前期末から43億円の増加となっています。財務体質の改善が進んでいることがわかります。
資産の部
資産の部では、有形固定資産が660億円と前期末から約20億円増加しました。これは、新店舗の出店や既存店の改装などによる設備投資の結果です。また、流動資産も247億円と前期末から9億円増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が247億円と前期末から18億円増加しました。一方で、固定負債は185億円と前期末から28億円減少しています。有利子負債の削減が進んでいることがわかります。
純資産の部
純資産の部は、591億円と前期末から43億円増加しました。利益剰余金の積み上がりにより、自己資本比率は57.5%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ハローズのROAは7.6%、ROEは9.0%となっています。これらの指標はともに前年同期に比べて改善しており、収益性と資本効率性が高まっていることがわかります。今後も安定的な業績拡大が期待できそうです。
キャッシュフロー
ハローズのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが堅調に推移しています。一方で、設備投資によるキャッシュ・フローは、新店舗出店や既存店の改装などに伴い流出しています。これにより、手元現預金は167億円と、前期末から2億円減少しています。今後も積極的な投資を行いながら、キャッシュ・フローの改善にも注目していく必要があります。
配当の支払額
ハローズは、中間配当と期末配当の年2回、1株当たり年間42円の配当を行っています。配当性向は約14.5%と、株主還元を重視しつつ内部留保の確保にも努めている方針がうかがえます。今後も安定的な配当の継続が期待できそうです。
今後の展望
ハローズは、今後も中国・四国地方を中心に新店舗の出店を加速していく方針です。また、都市部への出店も進め、店舗数を500店舗まで拡大することを目指しています。加えて、商品開発や物流の効率化などにも注力し、収益力の一層の強化を図っていきます。このような成長戦略を着実に実行していけば、ハローズの業績はさらに伸びていくことが期待できます。
編集部のまとめ
以上のように、株式会社ハローズは堅調な業績を維持しつつ、着実に成長を遂げている企業といえます。出店戦略や収益性の改善など、経営戦略も適切に機能している印象です。今後も着実な業績拡大が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社ハローズの決算日や配当についてまとめました。
ハローズの決算日は2月末日で、3月に有価証券報告書を提出しています。配当は年2回の中間配当と期末配当で、1株当たり年間42円となっています。配当性向は14.5%と、株主還元と内部留保のバランスが保たれています。今後も安定的な配当の継続が期待できると考えられます。