株式会社フジオフードグループ本社の最新の決算情報をご紹介します。第26期第1四半期の業績は堅調に推移し、売上高や利益が増加しました。外食産業の厳しい環境の中、既存事業の底上げや事業展開の強化に取り組んでいることが成果につながっています。今後も飲食店の運営を通じて市場をリードしていく意気込みが感じられる内容となっています。
企業情報
企業名: 株式会社フジオフードグループ本社
証券コード: 27520
決算期: 2023年12月
株式会社フジオフードグループ本社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フジオフードグループ本社の決算期は12月31日です。第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。
主な事業
株式会社フジオフードグループ本社は、外食産業を中心に事業展開しています。「まいどおおきに食堂」「神楽食堂 串家物語」「麺乃庄 つるまる」「さち福や」「天麩羅 えびのや」などの飲食店ブランドを展開しています。直営店の運営とフランチャイズ加盟店の運営を両軸に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
第26期第1四半期の業績は、売上高78.52億円(前年同期比5.4%増)、営業利益4.45億円(前年同期は営業損失)と大幅に改善しました。外食需要の回復や徹底したコスト削減などの施策が奏功し、営業利益率5.7%と高い水準を確保しています。
売上・利益の推移
過去2期の売上高は297.56億円(2023年12月期)と堅調に推移しています。一方で営業利益は2.96億円(2023年12月期)と変動が大きいことが分かります。第26期第1四半期は売上高、利益ともに大幅な改善が見られ、外食需要の回復に期待が持てる内容となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産204.21億円となり、前連結会計年度末から1.34億円増加しています。この中で現金及び預金が減少したものの、売掛金や投資その他の資産が増加しています。一方で負債は184.30億円と4.25億円減少しており、借入金の返済が進んでいることがわかります。
資産の部
流動資産は91.21億円と前期末から0.19億円増加しました。固定資産は113億円と1.14億円増加しています。主に有形固定資産と投資その他の資産が増加したことがその要因です。
負債の部
流動負債は93.50億円と短期借入金の返済などにより減少しています。固定負債は90.79億円と返済が進んでいます。
純資産の部
純資産は19.91億円と5.59億円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と第14回新株予約権の行使による増加によるものです。
ROAとROE
ROAは前期の1.5%から改善し、第26期第1四半期は2.1%となりました。また、ROEも前期の-4.8%から第26期第1四半期は19.1%と大幅に改善しています。資産の効率的な活用と収益性の向上が進んでいることが分かります。
キャッシュフロー
第26期第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが4.82億円のプラスとなっています。一方で投資活動によるキャッシュフローは0.78億円のマイナス、財務活動によるキャッシュフローは4.30億円のマイナスとなり、現金及び預金は前期末より1.26億円減少しています。
配当の支払額
株式会社フジオフードグループ本社は無配で業績の積み増しに取り組んでいます。今後の業績動向に応じて、株主還元策の強化に期待が高まっています。
今後の展望
株式会社フジオフードグループ本社は「大衆というカテゴリーで日本一の外食企業」を目標に掲げ、主力ブランドである「まいどおおきに食堂」や「神楽食堂 串家物語」の店舗展開を進めていくことが発表されています。また、既存店の収益力向上にも注力し、外食市場での地位を一層強化していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社フジオフードグループ本社は、第26期第1四半期の決算で大幅な業績改善を果たしました。外食需要の回復に加え、徹底したコスト削減など収益力の向上策が功を奏しています。今後も主力ブランドの展開とともに、既存店の収益力強化に注力し、外食市場での立ち位置を高めていくと期待されます。キャッシュフローの改善など、財務面でも安定感が出てきています。引き続き株主還元策の強化にも注目していきたいところです。
株式会社フジオフードグループ本社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社フジオフードグループ本社の決算日は12月31日です。第26期第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。また、株主還元策については無配で業績の積み増しに注力していますが、今後の業績動向に応じて配当の実施に期待が高まっています。