東京エレクトロンデバイス株式会社の第39期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

東京エレクトロンデバイス株式会社の決算報告が発表されました。同社は半導体製品やコンピュータシステム関連製品の販売、設計・量産受託サービスなどを手掛ける企業です。直近の決算では売上高が前年同期比2.2%増と好調でした。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益もそれぞれ4.3%増14.4%増19.8%増と大幅な増益となりました。これらの業績の背景には、顧客拡大や為替変動への対策の効果が出ていることが伺えます。

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企業情報

企業名: 東京エレクトロンデバイス株式会社
証券コード: 27600
決算期: 3月期

東京エレクトロンデバイス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東京エレクトロンデバイス株式会社の決算期は3月期で、決算発表は毎年6月頃に行われます。直近では2023年6月に第38期の決算が発表されています。また、中間配当は毎年12月に支払われています。

主な事業

東京エレクトロンデバイス株式会社は、半導体製品やコンピューターシステム関連製品の販売、設計・量産受託サービスなどを展開しています。中でも半導体及び電子デバイス事業が中核となっており、車載向け製品や産業機器向け製品の販売、さらにはサービス事業も強みとなっています。一方で、コンピューターシステム関連事業では、セキュリティ製品やクラウドサービスなども手がけています。

今期の業績と利益率は?

東京エレクトロンデバイス株式会社の直近の2023年3月期第3四半期の業績は、売上高が1,797億円、営業利益が108億円、経常利益が97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が70億円と堅調な結果となりました。特に電子デバイス事業の販売好調や為替変動への対応などが利益率を押し上げています。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は1,758億円から1,797億円と年々増加傾向にあります。また利益面でも、経常利益は84億円から97億円へと順調に増加しており、親会社株主に帰属する四半期純利益も59億円から70億円へと大幅な伸びを示しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の連結貸借対照表を見ると、総資産は1,557億円と前期末から122億円増加しました。これは主に売上債権の減少はあったものの、棚卸資産や現金及び預金が増加したことによるものです。一方、負債は1,127億円と前期末から83億円増加し、純資産は429億円となりました。自己資本比率は26.9%と前期末から0.5ポイント改善しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が前期末から38億円増加の103億円となっています。また、商品及び製品は523億円と前期末から120億円増加するなど、在庫面での増加も目立ちます。

負債の部

負債の部では、短期借入金が262億円、コマーシャル・ペーパーが50億円と合計で312億円と前期末から105億円増加しています。一方で、買掛金は180億円と前期末から21億円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が334億円と前期末から29億円増加しています。また自己資本比率は26.9%と前期末から0.5ポイント上昇しました。

ROAとROE

東京エレクトロンデバイス株式会社のROAは4.4%、ROEは15.9%となっています。これは前期末から0.2ポイント1.9ポイントそれぞれ改善しています。このように、資産効率とともに株主資本効率も向上しており、収益性が高まってきていると評価できます。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローでは2.5億円のマイナスとなりました。これは棚卸資産の増加などの資金減少要因が勝っているためです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは63億円のプラスと資金調達が進んでいます。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前期末比38億円増の102億円となりました。

配当の支払額

東京エレクトロンデバイス株式会社は、第2四半期末(9月末)と期末(3月末)の年2回、配当を行っています。2023年3月期の年間配当金は393円(上期210円、下期183円)、直前期の2022年3月期は年間245円でしたので、堅調な業績を反映して配当金も増加傾向にあります。

今後の展望

東京エレクトロンデバイス株式会社は、半導体関連の設計・生産受託サービスや電子デバイスの販売、さらにはコンピューターシステム関連製品の販売などで今後も成長が見込めるとしています。特に、車載向けの半導体製品の需要拡大や、セキュリティ関連製品の好調な販売などが期待されます。原材料価格の上昇や地政学リスクなど懸念材料もありますが、全体としては堅調な業績と好調な配当が継続されそうです。

編集部のまとめ

東京エレクトロンデバイス株式会社は、半導体関連製品や電子デバイス、コンピューターシステム製品などを幅広く手がける総合デバイスメーカーです。直近の業績は売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてで前年同期比増加と好調でした。利益率も改善傾向にあり、また株主還元も強化されているなど、企業価値の向上が進んでいることが分かりました。今後も車載向け製品やセキュリティ関連製品の需要増加が期待されており、引き続き注目していきたいと思います。

東京エレクトロンデバイス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東京エレクトロンデバイス株式会社の決算期は3月期で、中間配当は毎年12月に、期末配当は6月に支払われています。直近の2023年3月期は、年間配当金が393円と前年から大幅に増加しました。業績も引き続き好調で、今後も配当増加が期待できそうです。

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