アップルインターナショナル株式会社の 2024年1月~3月期の決算報告をご紹介します。売上高や営業利益、経常利益などが大幅に増加し、順調な業績を収めています。今回の決算を通して、同社の事業内容や業績の推移、貸借対照表の状況を詳しくご説明していきます。
企業情報
企業名: アップルインターナショナル株式会社
証券コード: 27880
決算期: 12月期
アップルインターナショナル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アップルインターナショナル株式会社の決算日は12月31日です。
第1四半期の決算日は3月31日、第2四半期の決算日は6月30日、第3四半期の決算日は9月30日となっています。
主な事業
アップルインターナショナル株式会社は、主に自動車販売関連事業を展開しています。
中古車の輸出を中心とした事業を展開しており、東南アジア諸国を中心に国内外での販売網を拡大しています。
また、最近ではリユース流通事業にも取り組み、時計やブランド品の買取事業を開始しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は133億7,888万円と前年同期に比べ67.4%の大幅な増加となりました。
営業利益は4億8,836万円、経常利益は5億4,815万円と、前年同期と比べ55.3%、45.5%の増加となっています。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億2,455万円と、40.6%の増加となりました。
売上・利益の推移
直近3期の売上高の推移を見ると、2023年12月期(前期)は309億1,109万円、2024年1月~3月期(当期)は133億7,888万円となっています。
経常利益についても、前期は10億778万円だったのに対し、当期は5億4,815万円と大幅な増加となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産は194億1,999万円となり、前期末から25億3,093万円増加しています。
また、負債合計は101億8,096万円と前期末から22億7,827万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が45億0,043万円となり前期末から15億8,960万円減少している一方で、売掛金が64億5,927万円と前期末から28億3,044万円増加しています。
また、商品及び製品が67億7,429万円と前期末から4億4,804万円増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が53億0,642万円と前期末から12億9,642万円増加しています。
また、支払手形及び買掛金が7億0,072万円と前期末から4億7,186万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、92億2,103万円となり前期末から2億5,255万円増加しています。
自己資本比率は44.7%となっています。
ROAとROE
当第1四半期のROA(総資産経常利益率)は2.8%、ROE(自己資本利益率)は5.7%となっています。
前期と比べるとROAは0.6ポイント、ROEは0.7ポイントそれぞれ上昇しており、収益性の向上が見られます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフロー情報は開示されていませんが、前期の12月期では営業CF1,370万円、投資CF-195万円、財務CF-1,414万円となっています。
営業活動によるキャッシュインフローが大きかった一方で、投資活動とファイナンス活動によるキャッシュアウトフローもあり、バランスのとれた資金状況だと言えます。
配当の支払額
当第1四半期は2023年12月期の期末配当として、1株につき15円の配当が支払われました。
そのうち、5円が特別配当となっています。
今後の展望
自動車販売関連事業を中心に、東南アジア諸国などでの販売網の拡大を図るとともに、新たにスタートしたリユース流通事業の育成にも注力していく方針です。
引き続き、海外市場の開拓や事業の高付加価値化を進めることで、業績の更なる向上が期待されます。
編集部のまとめ
今回の決算では、売上高、営業利益、経常利益が大幅に増加し、順調な業績を収めていることが分かりました。
特に自動車販売関連事業が好調で、東南アジア市場を中心とした販売網の拡大が奏功しているようです。
今後はリユース流通事業の育成にも注力し、更なる事業の拡大と収益力の向上が期待されます。
アップルインターナショナル株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アップルインターナショナル株式会社の決算日は12月31日で、第1四半期の決算日は3月31日です。
当期の配当は1株につき15円(うち特別配当5円)が支払われています。
引き続き、自動車販売事業の拡大とリユース事業の育成により、今後の業績向上が期待されます。