ユタカフーズはこの時期の好決算を発表しました。売上高10,379百万円、経常利益578百万円と前年同期に比べ微増となりました。食品需要が回復傾向にあり、売上高は増加。一方で原材料高騰の影響もあり、利益率は低下しました。今後も安心安全な食品を提供し続けて、さらなる成長を目指していきます。
企業情報
企業名: ユタカフーズ株式会社
証券コード: 28060
決算期: 3月期
ユタカフーズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ユタカフーズ株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算では2023年12月31日時点の業績を発表しています。
主な事業
ユタカフーズ株式会社は、液体・粉体・チルド食品・即席麺などの食品製造を行う企業です。独自の技術から生み出される新しい食文化の創造を目指しており、幅広い製品ラインナップで、外食産業や家庭向けにも製品を提供しています。食品の研究開発にも力を入れ、安心安全な商品作りに注力しています。
今期の業績と利益率は?
当期第3四半期の業績は、売上高10,379百万円、経常利益578百万円と前年同期に比べ微増となりました。食品需要の回復により売上高は増加したものの、原材料価格高騰の影響から利益率は低下しました。今後も食の安心安全を追求しながら、原価管理の改善にも取り組んでいく方針です。
売上・利益の推移
ユタカフーズの過去3年間の売上高と利益の推移は以下の通りです。2023年3月期の売上高は13,740百万円、経常利益は1,010百万円と堅調に推移しています。足元では原材料価格高騰の影響を受けているものの、2024年3月期も減収減益とはならず、安定的な業績が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ユタカフーズの2023年12月期第3四半期末の連結貸借対照表は、総資産が24,627百万円、負債が2,706百万円、純資産が21,921百万円となっています。前期末と比べて、資産は92百万円増加、負債は175百万円減少、純資産は268百万円増加しています。健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が8,928百万円、有形固定資産が5,202百万円となっています。手元流動性は確保しつつ、生産設備への投資も継続的に行っています。
負債の部
負債の部では、買掛金が1,251百万円、有利子負債が少ない健全な状況です。経営の安定性が高いと言えます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が22,398百万円と積み上がっており、自己資本比率は89.0%と高い水準を維持しています。今後の事業展開に備えた内部留保も十分にあるといえます。
ROAとROE
ユタカフーズのROA(総資産経常利益率)は2.3%、ROE(自己資本当期純利益率)は1.7%となっています。過去3年では徐々に低下傾向にありますが、まだ高水準を維持しており、安定した収益基盤が築けています。原材料価格高騰の影響を吸収しつつ、更なる収益性の向上を図る必要があります。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されておりませんが、過去の実績から、営業活動によるキャッシュ・フローは安定的に確保できていると考えられます。投資活動では生産設備への投資を継続しており、財務活動では配当金の支払いを行っています。健全な財務体質を維持しながら、着実な事業の拡大が期待できます。
配当の支払額
ユタカフーズは、年間配当金40円を継続して実施しています。第2四半期末に20円、期末に20円の配当を行っています。株主還元にも力を入れており、今後も安定した配当が期待できます。
今後の展望
ユタカフーズは、新型コロナの影響から回復基調にあり、外食産業や家庭需要の回復に伴い、売上の増加が期待できます。一方で原材料価格高騰の影響は続くものの、更なる生産効率化やコスト管理の強化によって、収益性の向上を図っていきます。また、独自技術を活かした新製品開発にも注力し、市場の変化に柔軟に対応しながら、持続的な成長を目指します。
編集部のまとめ
ユタカフーズは食品製造業界の中で安定した業績を維持している企業です。新型コロナの影響から徐々に回復し、売上高は増加傾向にあります。一方で原材料価格高騰の影響も受けており、収益性の改善に向けた取り組みが重要になってきています。安心安全な食品を提供し続け、さらなる成長を遂げるために、コスト管理や新製品開発など、様々な施策に注力していく必要があるでしょう。
ユタカフーズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ユタカフーズ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日時点の業績を発表しています。年間配当金は40円で、安定した株主還元を行っています。今後も食の安心安全を追求しながら、収益力の向上に取り組んでいく方針です。