キユーピー株式会社の第112期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

キユーピー株式会社の2023年12月期第1四半期の決算報告が公開されました!売上高が6.5%増加し、営業利益も392.1%増加と大幅な業績拡大を果たした好決算となりました。海外事業の成長やブランド力の向上、収益性向上策など、同社の取り組みが着実に成果を上げていることがわかります。今後も持続的な成長を実現できるよう、さまざまな投資を進めていく方針のようです。

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企業情報

企業名: キユーピー株式会社
証券コード: 28090
決算期: 11月期

キユーピー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

キユーピー株式会社の決算日は11月30日です。第1四半期の決算期間は2023年12月1日~2024年2月29日となっています。

主な事業

キユーピー株式会社は、調味料、卵加工品、健康食品などの製造・販売を行う食品メーカーです。同社は1940年の創業以来、「キユーピー」ブランドを中心に、国内外で事業展開しています。主力事業は、家庭用調味料や業務用調味料、惣菜製品、タマゴ商品などの製造・販売です。近年は健康食品や機能性食品分野にも注力しており、事業領域を広げています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年12月期第1四半期)の業績は売上高が前年同期比6.5%増の1,146億円営業利益が392.1%増の81億円と大きな伸びを示しました。これは、海外事業の好調な拡大や国内の市販用惣菜・調味料の販売増加、付加価値の高い商品への移行などが奏功したためです。利益率も営業利益率が7.1%と大きく改善されました。

売上・利益の推移

同社の直近3期(111期~113期)の業績推移を見ると、売上高が順調に増加しているほか、営業利益も大幅な改善が見られます。2023年11月期には過去最高益を更新するなど、堅調な業績トレンドにあります。今後も中国・東南アジア・北米を中心とした海外事業の拡大や国内での収益性向上が、持続的な業績拡大につながると期待されます。

四半期連結貸借対照表について

2024年2月末時点の総資産は4,134億円で、前期末比126億円減少しています。現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少したことが主な要因です。一方、負債は1,008億円と139億円減少し、純資産は3,126億円と13億円増加しています。自己資本比率は68.7%と健全な財務体質を維持しています。

資産の部

流動資産は1,661億円と16億円減少し、固定資産は2,472億円と32億円増加しています。現金及び預金、売掛金の減少が主な要因です。一方で、投資有価証券が増加したほか、減価償却等によって有形固定資産が減少しています。

負債の部

流動負債は624億円と189億円減少し、固定負債は384億円と25億円増加しています。短期借入金の減少が主な要因です。一方で、長期借入金が増加しています。

純資産の部

株主資本は2,589億円と22億円増加し、その他の包括利益累計額は250億円と2億円減少しています。利益剰余金の増加と為替換算調整勘定の減少が主な変動要因です。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は8.5%ROE(自己資本当期純利益率)は8.1%となっています。前年同期に比べ、ROAは6.7ポイント、ROEは7.3ポイント大幅に改善されました。これは主に、営業利益が大幅に増加したことによるものです。今後も海外事業の強化や収益性向上策により、収益力の一層の向上が期待できるでしょう。

キャッシュフロー

当第1四半期では、営業活動によるキャッシュ・フローが49億円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは57億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローも45億円のマイナスとなっています。手許の現金及び預金は606億円と、引き続き良好な財務体質を維持しています。今後も設備投資や事業投資、配当などにバランス良くキャッシュを活用していく方針です。

配当の支払額

同社は1株当たり27円の配当を実施しました。年間配当金は前期と同額の108円を予定しており、配当性向は43.2%となる見通しです。安定的な配当政策を維持しながら、成長投資にも積極的に取り組む方針です。

今後の展望

同社は、海外事業の拡大や国内での収益性向上、さらに未来に向けた投資の拡大などに取り組んでいきます。特に中国・東南アジア・北米を中心に「KEWPIE」ブランドの浸透を加速させる一方、国内でもお客様ニーズに対応した商品開発を進めていきます。また、持続的な成長実現のため、研究開発やデジタル化、人材育成などの投資にも注力していきます。今後も業績の更なる拡大が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

キユーピー株式会社の2023年12月期第1四半期決算は、売上高、営業利益ともに大幅増加と好調な結果となりました。海外事業の安定成長とともに、国内でも基幹商品の販売増加や付加価値の高い商品への移行が奏功しています。総資産も健全な水準を維持しており、今後の持続的な成長が期待できそうです。また、同社は海外事業の拡大や次世代への投資を強化しており、中長期的にも市場からの注目が高まりそうです。

キユーピー株式会社の決算日や配当についてまとめました。

キユーピー株式会社の決算日は11月30日で、第1四半期の決算期間は2023年12月1日~2024年2月29日です。同社は1株当たり27円の四半期配当を実施しており、年間配当金は前期と同額の1株当たり108円を予定しています。配当性向は43.2%と、安定的な配当政策を維持しながら、成長投資にも取り組む方針のようです。

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