キユーピー株式会社の第112期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本を代表する食品メーカー、キユーピー株式会社の最新の決算報告書が公開されました。売上や利益がともに大幅増加しており、海外事業の好調などを背景に、業績が大きく伸長したことがわかります。今後も中国や北米、東南アジアなどへの海外展開を加速させ、持続的な成長を目指すと述べています。投資家の注目を集めるこの決算内容を詳しく見ていきましょう。

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企業情報

企業名: キユーピー株式会社
証券コード: 28090
決算期: 2023年12月1日 ~ 2024年5月31日

キユーピー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

キユーピー株式会社の決算日は5月31日で、四半期決算を実施しています。2024年7月12日には、2024年5月31日で終了した第2四半期の決算報告書が公開されました。

主な事業

キユーピー株式会社は食品メーカーとして知られ、マヨネーズやドレッシング、調味料などの市販用商品や、ホテルやレストラン向けの業務用商品を製造・販売しています。そのほか、海外事業の拡大にも力を入れており、中国や北米、東南アジアなどで事業展開を広げています。また、フルーツ ソリューションやファインケミカル事業なども手掛けています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は売上高が236,834百万円と前年同期比で7.5%増加、営業利益が18,882百万円と175.8%も大幅に増加しました。海外事業の好調な伸びに加え、国内の主力商品の販売回復や価格改定などが寄与しています。営業利益率は7.9%と大幅に改善されており、収益性が高まっていることがわかります。

売上・利益の推移

過去2年間の業績を見ると、売上高は220,382百万円から236,834百万円へと増加、営業利益は6,846百万円から18,882百万円と大幅な伸びを示しました。海外事業の成長や国内の主力商品の販売回復などが大きく寄与しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,797百万円から12,513百万円と大きく増加しており、収益性の向上が確認できます。

四半期連結貸借対照表について

2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は432,619百万円と前期末比6,613百万円増加しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が66,168百万円と前期末比557百万円増加しました。また、有価証券が7,500百万円と前期末比5,500百万円増加するなど、手元流動性が高まっています。一方、商品及び製品が25,022百万円と前期末比2,916百万円減少しました。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が34,902百万円と前期末比1,487百万円増加しました。また、長期借入金が5,641百万円と前期末比4,857百万円増加しました。一方、短期借入金が2,224百万円と前期末比14,975百万円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が218,500百万円と前期末比8,759百万円増加しました。また、その他有価証券評価差額金が12,601百万円と前期末比662百万円増加するなど、純資産合計は321,310百万円と前期末比10,007百万円増加しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期の1.5%から現在3.4%に大幅に改善されました。また、ROE(自己資本利益率)も前期の1.6%から現在4.1%へと大きく上昇しています。これは、営業利益の大幅な増加に加え、自己資本の拡大など収益性と財務体質の改善によるものと考えられます。今後も持続的な成長が期待されます。

キャッシュフロー

当第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは32,183百万円の収入と大幅に増加しました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは12,377百万円の支出となっています。これらの結果、現金及び現金同等物は前期末比4,810百万円増加の67,243百万円となりました。財務基盤が強化されている様子がうかがえます。

配当の支払額

キユーピー株式会社は年2回の配当を行っています。当第2四半期では、1株当たり27円の中間配当が実施されました。前期実績と同水準の配当の継続が期待されます。

今後の展望

キユーピー株式会社は、中国や北米、東南アジアなどの海外市場での事業拡大に注力し、持続的な成長を目指しています。国内においては、お客様ニーズに対応した新商品の開発や、生産性・収益性の向上にも取り組んでいく方針です。このような中長期的な成長戦略を通じて、株主価値の最大化を図っていくことが期待されます。

編集部のまとめ

キユーピー株式会社は、海外事業の好調な伸びや国内主力商品の販売回復などを背景に、売上高、営業利益、純利益ともに大幅な増加を果たしました。財務体質の改善も進み、収益性指標であるROAやROEも大きく改善されています。今後も海外展開の加速や新商品開発、生産性向上などに注力し、持続的な成長を目指すと示しており、株主価値の向上が期待されます。

キユーピー株式会社の決算日や配当についてまとめました。

キユーピー株式会社の決算日は5月31日で、年2回の配当を実施しています。今期の中間配当は1株当たり27円となっており、前期と同水準の配当の継続が期待されます。また、今後の海外展開の加速や国内事業の強化など、中長期的な成長戦略に注目が集まります。

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