株式会社やまみの最新の決算報告書を見てみると、売上高や利益が大幅に増加していることがわかりました。同社は食品製造業で、豆腐等の製造・販売を手がける企業です。外食や食品需要の回復に伴い、業績が改善傾向にあるようですね。
企業情報
企業名: 株式会社やまみ
証券コード: E32364
決算期: 2024年6月30日
株式会社やまみの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社やまみの決算日は6月30日です。第3四半期決算は2024年3月31日となっています。決算時期は年1回の年次決算で、四半期決算も行っています。
主な事業
株式会社やまみは、豆腐や油揚げ、凍り豆腐などの豆腐製品の製造・販売を主な事業としています。全国に4つの工場を持ち、広島をはじめ関西、富士山麓地域での販売を展開しています。バランスの取れた生産体制と全国ネットワークを活かし、食品メーカーとしての地位を確立しています。
今期の業績と利益率は?
株式会社やまみの当期の業績は売上高14,381百万円、営業利益1,774百万円と、前年同期と比べ大幅増収・増益となりました。収益性も高く、営業利益率は12.3%と健全な水準を維持しています。原材料価格や光熱費の上昇などコストアップ圧力はありましたが、価格改定の実施や生産効率の改善などで利益確保に成功しました。
売上・利益の推移
株式会社やまみの売上高は年々増加傾向にあります。2023年3月期は前年同期比で19.9%増と好調な伸びを示しました。利益面でも、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも過去最高水準を記録するなど、好業績が続いています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社やまみは単体での財務諸表を開示しているため、四半期連結貸借対照表は作成していません。単体の四半期貸借対照表をご覧いただくことになります。
資産の部
総資産は前期末比で1,164百万円増加し、14,979百万円となりました。流動資産は現金及び預金、売掛金の増加などで761百万円増加し、3,569百万円になりました。固定資産も機械設備の増加などで403百万円増加し、11,409百万円となっています。
負債の部
総負債は前期末比で152百万円増加し、5,677百万円となりました。流動負債は買掛金や未払金の増加などで518百万円増加し、3,669百万円になりました。一方、固定負債は長期借入金の減少などで365百万円減少し、2,008百万円となっています。
純資産の部
純資産は前期末比で1,012百万円増加し、9,301百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。自己資本比率は62.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社やまみのROA(総資産経常利益率)は11.8%、ROE(自己資本利益率)は13.6%となっています。前期と比べROAは0.6ポイント、ROEは1.1ポイントそれぞれ上昇しており、収益性と資本効率が改善されている様子がうかがえます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書は四半期報告書には記載されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは好調に推移していると考えられます。設備投資などの投資活動によるキャッシュアウトはあるものの、営業活動によるキャッシュインフローの増加で、全体としては堅調な資金繰りが維持できているものと思われます。
配当の支払額
株式会社やまみは、2024年3月期の中間配当金を1株当たり19円と、前期比5円増配しました。また、期末配当も1株当たり32円と、前期から4円増配する予定です。業績好調を反映した増配方針で、株主還元強化に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社やまみは、国内産大豆の活用拡大や、省エネ設備への投資など、持続可能な成長に向けた施策に積極的に取り組んでいきます。また、国内外の需要変化に柔軟に対応しつつ、自社ブランドの強化や新製品開発にも注力していく方針です。引き続き業績の拡大が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社やまみは、食品製造業界の中で着実な成長を遂げている企業と言えます。原材料価格高騰などの経営環境の厳しさはありますが、価格改定や生産性向上で収益性を維持し、堅調な業績を上げています。今後も国内需要の取り込みと新製品開発、海外展開など、中長期的な成長に向けた取り組みに期待がかかっています。
株式会社やまみの決算日や配当についてまとめました。
株式会社やまみの決算日は6月30日で、第3四半期決算は2024年3月31日となっています。配当については、中間配当を1株19円、期末配当を1株32円と増配する予定です。業績の回復に伴い、株主還元も強化されています。