アヲハタ株式会社の最新四半期決算報告書が公開されました。売上高は前年同期比0.8%増加するなど、業績は着実に回復しつつあります。海外需要の回復やニューブランドの投入など、同社の取り組みが成果を上げつつあるようですね。今後の期待が高まりそうです。
企業情報
企業名: アヲハタ株式会社
証券コード: 28300
決算期: 12月決算
アヲハタ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アヲハタ株式会社は12月末日を決算期末として、年1回の本決算を行っています。また、四半期ごとに四半期決算を発表しており、今回の報告書は2023年12月1日から2024年2月29日までの第1四半期業績となります。
主な事業
アヲハタ株式会社は、食品事業を中心に展開しています。主力製品は「アヲハタ・まるごと果実」シリーズやトーストスプレッドなどの家庭用商品、さらに産業用の製品も扱っています。果実加工品の製造・販売がメインの事業となっています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は46億42百万円で前年同期比0.8%増加しました。一方で、営業損失57百万円、経常損失56百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失44百万円と、厳しい利益状況となっています。原材料の高騰などの影響が続いているため、収益性の改善が課題となっています。
売上・利益の推移
売上高は205億円前後で推移しており、前期は202億87百万円でした。利益面では、これまで減益傾向が続いていましたが、今後の原価管理の改善などで収益性の回復が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の総資産は169億57百万円で、前期末比1億4百万円減少しました。一方、負債合計は36億64百万円と23百万円増加しており、純資産は132億93百万円と127百万円減少しています。
資産の部
流動資産は104億36百万円で、前期末比46百万円増加しました。一方、有形固定資産は47億54百万円と133百万円減少しています。
負債の部
流動負債は28億51百万円と98百万円増加し、固定負債は8億13百万円と75百万円減少しています。
純資産の部
資本金と資本剰余金は変わらず、利益剰余金が126百万円減少し、純資産合計は127百万円減少しました。
ROAとROE
ROAは前期末の2.5%から当第1四半期は2.6%と若干改善しており、ROEは前期末の3.2%から当第1四半期は3.3%と微増しています。一時的な減益影響があるものの、中長期的に収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローは作成されていませんが、前期は営業CF25億2百万円、投資CF△12億41百万円、財務CF△8億71百万円となっており、全体としては安定したキャッシュ創出力を示しています。
配当の支払額
当第1四半期では1株当たり10円の期末配当を行っています。前期は通期で1株当たり25円の配当を実施しており、収益の改善と安定配当を目指しています。
今後の展望
中期経営計画の最終年度を迎えるアヲハタ株式会社は、「フルーツのアヲハタ」の実現に向け、新商品の投入やブランド力強化などに取り組んでいます。原価管理の改善とともに、需要の回復による収益性の向上が期待されます。
編集部のまとめ
アヲハタ株式会社の最新四半期決算は、売上高は増加したものの利益面では厳しい状況にあります。原材料価格高騰の影響が続いていますが、新商品投入やブランド力の強化などの施策を通じて、収益性の向上を目指しています。中長期的な成長に期待が高まる」と言えるでしょう。
アヲハタ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アヲハタ株式会社の決算期は12月末日で、年1回の本決算と四半期ごとの四半期決算を行っています。株主への配当は、前期は通期で1株当たり25円、当第1四半期では1株当たり10円の期末配当を実施しています。今後も安定配当の維持を目指していく方針のようです。