ごきげんようございます。今回は冷凍食品メーカーの株式会社セイヒョーの最新決算について分析したいと思います。セイヒョーは新潟県に本社を置くアイスクリームやかき氷などの製造・販売を行う企業です。この決算報告をご紹介することで、同社の業績や今後の展望について理解が深められればと思います。
企業情報
企業名: 株式会社セイヒョー
証券コード: E00447
決算期: 2月末
株式会社セイヒョーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
セイヒョーの決算日は2月末で、通常3月中旬に有価証券報告書を提出しています。そのため、4月上旬に決算説明会が開かれ、株主への配当も年1回の5月に行われます。
主な事業
セイヒョーは冷凍食品の製造・販売を主な事業としています。具体的には、人気のアイスクリームやかき氷、和菓子などを製造し、主に卸売業者や小売店向けに販売しています。また、物流保管事業も手がけており、冷凍食品の保管・配送を行っています。
今期の業績と利益率は?
セイヒョーの当第1四半期の売上高は1,120百万円と前年同期比5.1%の増加となりました。また、営業利益は34百万円と、前年同期の営業損失から大幅に改善しています。これは、アイスクリームなどの自社ブランド品が好調に推移したほか、原価の低減活動が奏功したためです。
売上・利益の推移
セイヒョーの直近3年間の売上高は約42億円前後で推移しています。一方、利益面では経常利益が安定的に推移しており、2023年2月期は9.5億円の経常利益を計上しました。また、2024年2月期第1四半期では37百万円の経常利益を上げるなど、堅調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
2024年5月末時点での総資産は3,382百万円と前期末比462百万円増加しています。これは主に現金及び預金、売掛金、商品及び製品が増加したためです。
負債の部
負債合計は2,085百万円と前期末比444百万円増加しました。これは主に短期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産は1,297百万円と前期末比18百万円増加しています。この要因はその他有価証券評価差額金の増加などによるものです。
ROAとROE
セイヒョーのROA(総資産利益率)は5.1%、ROE(自己資本利益率)は2.4%となっています。これらの数値は、同業他社と比較するとまだ低めですが、ここ数年着実に改善してきており、今後の一層の収益性向上が期待されます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが黒字で、設備投資などに活用されています。ただし、キャッシュ・フローの状況は季節変動の影響を受けやすいため、通期の状況を見る必要があります。
配当の支払額
セイヒョーは年1回の期末配当を実施しており、2023年2月期の1株当たり配当金は17円でした。業績の状況に応じて安定的な配当を行っているものと考えられます。
今後の展望
セイヒョーは将来のさらなる成長に向けて、「中期経営計画2027」を推進しています。同計画では、自社ブランド品の拡販やコスト削減、新商品開発など、様々な施策に取り組んでいます。また、人件費や物流費の上昇など、厳しい経営環境が続く中、安定的な収益の確保にも注力しています。今後の業績にも期待がかかっています。
編集部のまとめ
株式会社セイヒョーは、アイスクリームやかき氷といった自社ブランドの冷凍食品を中心に安定した業績を残しています。直近の決算では、売上高、営業利益ともに増加し、堅調な経営成績を示しています。また、中長期の成長に向けた施策にも着手しているため、今後の更なる飛躍が期待されます。株式投資に関心のある方は、セイヒョーの動向にも注目しましょう。
株式会社セイヒョーの決算日や配当についてまとめました。
セイヒョーの決算期は2月末で、3月中旬に有価証券報告書を提出しています。年1回の期末配当を行っており、2023年2月期は1株当たり17円の配当を実施しました。このように、同社は株主重視の経営を心がけており、投資家の皆様にも注目されているといえるでしょう。