株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの最新決算が発表されました!グループ企業の業績が好調に推移し、売上高、営業利益ともに前年同期を大幅に上回りました。経営陣の迅速な対応と傘下企業の盤石な事業基盤が成果につながったようですね。注目の決算内容を詳しくご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス
証券コード: 28840
決算期: 2023年2月期
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの決算日は2月末日で、四半期決算は5月、8月、11月に発表されています。今回は第3四半期(2023年3月1日~11月30日)の決算報告となります。
主な事業
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスは、食品製造・卸売りを中心に事業を展開している企業グループです。国内外の製造子会社や販売子会社を傘下に持っており、加工食品やホタテなどの水産物を取り扱っています。M&Aを積極的に行い、事業領域を拡大しているのが特徴です。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が前年同期比35.7%増の34,645,483千円と大幅に増加しました。また、営業利益は同134.0%増の1,389,394千円と大幅な増益となりました。食品業界全体で厳しい環境が続く中、グループ企業の連携強化と価格改定、生産効率化の取り組みが奏功したと評価できます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移をみると、売上高は堅調に推移しており、営業利益も2022年の大幅増益を受けて2023年も伸長しています。これは、M&Aによる事業基盤の拡大や、各子会社の施策が奏功した結果といえるでしょう。今後も中小企業支援プラットフォームの活用などを通じて、グループ企業の収益力向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比23,504,617千円増の55,405,525千円となりました。これは主に、M&Aによる子会社化の影響で、棚卸資産が5,127,015千円、のれんが5,266,254千円増加したためです。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,419,468千円増加したほか、有形固定資産も3,946,021千円増加しています。これは主にM&Aによる設備の拡充によるものと考えられます。
負債の部
負債の部では、借入金等が20,040,391千円増加しました。これもM&Aに伴う資金調達によるものと推察されます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が589,098千円増加したほか、為替換算調整勘定が407,837千円増加しています。また、非支配株主持分が1,291,825千円増加しており、M&Aによる子会社化の影響が表れています。
ROAとROE
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスのROAは前期の1.9%から2.6%に上昇しています。また、ROEも前期の6.2%から5.1%に低下しています。これは、積極的なM&Aにより資産が大幅に増加したものの、利益率が高くない子会社の連結影響が表れたためと考えられます。今後は、グループ全体の収益力向上によりROE改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,314,697千円の純収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは6,549,346千円の純支出となっています。これは主に、M&Aによる子会社株式の取得資金の支出によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは9,654,117千円の純収入となっており、M&A資金の調達が行われたことがうかがえます。
配当の支払額
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスは、株主への利益還元を重視しており、第2四半期末と期末に年間2円の配当を実施しています。直近の業績好調を踏まえ、今後も安定した配当が期待できるでしょう。
今後の展望
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスは、M&Aを通じた事業基盤の強化と、グループ企業の収益力向上に注力していく方針です。特に、日本産ホタテの需要拡大や中国向け輸出の再開が期待できることから、ワイエスフーズグループの連結効果も期待されます。また、中小企業支援プラットフォームを活用し、グループ全体の収益力向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスは、M&Aを通じた事業基盤の拡大と、グループ企業の収益力向上に注力し、業績を大幅に伸ばしています。日本産ホタテなどの水産物需要の高まりや、積極的な経営改革により、今後も安定した成長が期待できるでしょう。引き続き、同社の動向に注目していきたいと思います。
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの決算日は2月末日で、四半期決算は5月、8月、11月に発表されています。配当は年間2円を実施しており、株主還元にも力を入れています。今後も安定した業績と配当が期待できる企業だと評価できます。