日本たばこ産業株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。同社は世界的なたばこメーカーとして知られており、健康志向の高まりに合わせて加熱式たばこなどの新製品の販売にも力を入れています。
企業情報
企業名: 日本たばこ産業株式会社
証券コード: E00492
決算期: 12月期
日本たばこ産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本たばこ産業株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期の決算は毎年5月に発表されます。
主な事業
日本たばこ産業株式会社は、製造たばこ、医薬品、加工食品の3つの事業を展開しています。製造たばこ事業が主力で、国内外での製造たばこの製造・販売を行っています。
また、医薬事業では医療用医薬品の研究開発・製造・販売を、加工食品事業では冷凍・常温加工食品や調味料などの製造・販売を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の売上収益は7,403億円と前年同期比11.3%増加しました。調整後営業利益は2,267億円で1.5%増、営業利益は2,158億円で4.6%増加しました。
売上高営業利益率は29.1%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
日本たばこ産業株式会社は、たばこ事業を中心に堅調な業績を続けています。売上収益は前年同期比で増加、営業利益も前年同期比で増加しました。
RRP(加熱式たばこやEVaporなど)関連の売上収益も前年同期比で17.7%増と好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末時点の資産合計は7兆1,590億円、負債合計は3兆865億円、資本合計は4兆725億円となっています。
資産の部
流動資産は2兆9,848億円で、そのうち現金及び現金同等物が7,669億円となっています。非流動資産は4兆2,225億円で、のれんが2兆7,317億円を占めています。
負債の部
流動負債は1兆9,278億円で、営業債務及びその他の債務が8,043億円となっています。非流動負債は1兆4,413億円で、社債及び借入金が9,393億円となっています。
純資産の部
資本合計は4兆725億円で、親会社の所有者に帰属する持分比率は55.7%となっています。
ROAとROE
2024年3月期第1四半期のROAは4.4%、ROEは8.8%となっています。これは前年同期と比べて改善しており、収益性が高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
2024年第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが618億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが277億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが3,412億円の支出となっています。
配当の支払額
2023年12月期の1株当たり年間配当金は100円で、前期より13円減少しました。
一方で、今後も安定的な配当の実施を目指していくとしています。
今後の展望
日本たばこ産業株式会社は、RRP製品の拡販や海外事業の成長に注力していく方針です。
また、コスト削減や事業構造改革にも取り組み、中長期的な企業価値の向上を目指します。
編集部のまとめ
日本たばこ産業株式会社は、たばこ事業を中心に堅調な業績を維持しています。RRP製品の販売増加や海外市場での伸長により、収益性も高まってきました。
今後も新製品の投入やコスト削減で、さらなる業績向上が期待されます。株主還元面では安定配当の維持を目指しており、投資家にとって魅力的な企業だといえるでしょう。
日本たばこ産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本たばこ産業株式会社の決算日は12月31日です。第1四半期の決算は毎年5月に発表されます。2023年12月期の1株当たり年間配当金は100円でしたが、安定配当の実施を目指しています。今後も業績拡大と株主還元の両立を目指していくことが期待されます。