仙波糖化工業株式会社の第77期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

仙波糖化工業株式会社は食品製造販売事業を手掛ける企業で、主にカラメル、乾燥製品、冷凍製品などの製造・販売を行っています。 このたび同社の2023年12月期第3四半期の決算が発表されました。売上高は145億20百万円と前年同期比2.7%の増加、利益面でも経常利益が7億13百万円と大幅な増益となりました。

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企業情報

企業名: 仙波糖化工業株式会社
証券コード: E00494
決算期: 3月31日

仙波糖化工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

仙波糖化工業株式会社の決算日は3月31日です。決算期は毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間となっています。

主な事業

仙波糖化工業株式会社は主に食品製造販売事業を行っており、カラメル製品、乾燥製品類、組立製品類、冷凍製品、その他の製品を製造し、国内外に販売しています。特にカラメル製品やドライフード、冷凍食品などの製造に強みを持っており、食品メーカーや外食チェーンなど幅広い顧客に製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が145億20百万円と前年同期比2.7%の増加、経常利益が7億13百万円と33.4%も増加しました。利益率も改善しており、経常利益率は4.9%と前年同期の3.8%から1.1ポイント上がりました。値上げ対応や新商材の拡販などが功を奏した結果だと考えられます。

売上・利益の推移

仙波糖化工業の売上高と利益は、ここ数年着実に増加傾向にあります。2022年3月期には売上高が186億20百万円、経常利益は8億11百万円を記録しており、順調に業績を拡大してきました。今期もコロナ禍からの回復傾向が続いており、引き続き成長軌道に乗っていると見られます。

四半期連結貸借対照表について

仙波糖化工業の2023年12月末時点の連結貸借対照表をみると、総資産は231億46百万円と前期末比7.1%増加しています。特に流動資産が122億39百万円と大幅に増加し、受取手形や売掛金などが増えたことがその要因といえます。一方、負債は107億45百万円と前期末比6.5%増加しており、短期借入金が増えているのが特徴的です。

資産の部

総資産の増加は主に、流動資産の増加によるものです。受取手形や売掛金などの営業債権が増加したことや、現金及び預金が増えたことが要因と考えられます。一方で、固定資産も109億6百万円と前期末から3.6%増加しており、設備投資の影響などが見られます。

負債の部

負債は107億45百万円と前期末比6.5%増加しました。その主な要因は、短期借入金が603百万円増加したことです。これは、設備投資や運転資金の確保などのために借入を増やしたものと思われます。一方で、長期借入金は100百万円減少しています。

純資産の部

純資産は124億1百万円と前期末比7.2%増加しています。利益剰余金が3億19百万円増加したほか、その他有価証券評価差額金が327百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率も49.9%と高水準を維持しています。

ROAとROE

仙波糖化工業のROA(総資産利益率)は、ここ数年3%前後で推移しており、前期は3.7%でした。一方のROE(自己資本利益率)は、前期が8.7%と堅調な水準となっています。ROEは自己資本比率の高さもあり、健全な水準にあると評価できます。今後も売上や利益の着実な成長によって、収益性の指標であるROAとROEの向上が期待されます。

キャッシュフロー

仙波糖化工業のキャッシュフローは好調です。営業活動によるキャッシュ・フローは10億円程度と堅調に推移しており、設備投資などの投資活動でも5億円程度のマイナスにとどまっています。そのため、フリー・キャッシュ・フローも5億円近くを確保できています。手元流動性も高く、今後の成長投資や株主還元などに活用できるだけの財務基盤を築いています。

配当の支払額

仙波糖化工業は、1株当たり年間15円の配当を実施しています。直近の2023年3月期の年間配当は1株当たり15円で、前期から変わっていません。堅調な業績を背景に、株主還元も着実に行っていると評価できます。今後も一定水準の配当を維持していくことが期待されます。

今後の展望

仙波糖化工業は、カラメル製品や粉末茶、冷凍山芋など強みを生かした製品群の拡販に注力するほか、海外市場への積極的な展開にも取り組む方針です。経済の先行き不透明感はありますが、新商品開発と市場開拓の両面から、持続的な成長を目指すと期待できます。また、財務体質の健全性も高いことから、今後の更なる飛躍が期待されます。

編集部のまとめ

仙波糖化工業は、食品製造販売事業を中心に、着実な業績拡大を続けている企業です。最近の決算では、売上高、経常利益ともに増加しており、利益率の改善も見られます。財務面でも自己資本比率が50%近くと健全で、キャッシュフローも良好。将来的な事業拡大と株主還元の両立が期待できる企業だと評価できるでしょう。

仙波糖化工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

仙波糖化工業の決算日は毎年3月31日で、1年間の決算期は4月1日から翌年3月31日までとなります。また、年間配当は1株当たり15円と、前期から変更はありませんが、堅調な業績を背景に株主還元も行っています。今後も着実な成長が期待される企業といえるでしょう。

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