株式会社大森屋の第71期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社大森屋の2024年3月期第2四半期決算報告が発表されました。食品業界の厳しい環境の中、売上も利益も前年同期比で増加し、堅調な業績となりました。中核の事業である海苔製品の売上高が好調に推移し、さらに価格改定も順調に進んでおり、各部門がバランスよく成長したことが分かります。今後も原料価格や原油価格の高騰など不透明な情勢が続きますが、企業努力によってしっかりとした収益確保に取り組んでいる同社の動向に注目が集まっています。

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企業情報

企業名: 株式会社大森屋
証券コード: E00495
決算期: 9月

株式会社大森屋の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社大森屋の決算日は9月30日で、四半期決算は12月、3月、6月、9月の年4回行われます。第2四半期の決算は2024年3月31日時点のものです。

主な事業

株式会社大森屋は、主に海苔製品の製造販売を行っている食品メーカーです。家庭用海苔、業務用海苔、ふりかけなどの製品を製造し、主要販路は小売店、コンビニエンスストア、外食チェーン、卸売業者などとなっています。また、進物用のギフト商品の製造販売にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は売上高8,190百万円(前年同期比17.0%増)、営業利益307百万円(同1.6%増)、経常利益314百万円(同4.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益211百万円(同8.9%増)と、それぞれ前年同期を上回る好調な結果となっています。利益率も堅調に推移しており、経営の健全性が高いことがわかります。

売上・利益の推移

2023年9月期の連結決算では、売上高が前期比8.0%増の14,239百万円、営業利益は同24.3%増の607百万円、経常利益は同25.0%増の630百万円、当期純利益は同29.1%増の369百万円と、売上高、利益とも前期から伸張している良好な状況です。特に営業利益、経常利益、当期純利益の伸び率が高く、収益力の向上が目立っています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社大森屋の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表は、総資産17,682百万円、負債5,966百万円、純資産11,716百万円となっています。前期末と比べ、資産が大幅に増加し、負債も増加していますが、自己資本比率は66.3%と高水準を維持しています。安定した財務状況といえます。

資産の部

資産の部では、流動資産が14,556百万円と大幅に増加しています。これは主に棚卸資産が9,835百万円と大きく増加したことによるものです。一方、固定資産は3,126百万円と前期末比で減少しています。

負債の部

負債の部では、流動負債が5,284百万円と大幅に増加しています。これは主に短期借入金が2,400百万円と大幅に増加したことによるものです。固定負債は682百万円と前期末比で減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が9,686百万円と着実に積み上がっており、自己資本比率は66.3%と高水準を維持しています。財務体質が強化されている様子が窺えます。

ROAとROE

株式会社大森屋のROA(総資産利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は3.7%となっています。前期の実績と比べROAは低下しましたが、ROEは上昇しており、効率的な資産運用と財務の健全性が高まっていることがうかがえます。今後も収益性の向上につなげていくことが課題でしょう。

キャッシュフロー

2024年3月期第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により3,048百万円のキャッシュが減少しました。これは主に棚卸資産の増加によるものです。一方、財務活動によりキャッシュが2,292百万円増加しており、短期借入れが大幅に増加したためです。全体としてキャッシュは790百万円減少しています。

配当の支払額

2023年12月期の期末配当金は1株当たり15円の予定です。前期の年間配当金は30円でしたので、今期の年間配当金も同程度となる見込みです。株主還元もしっかりと行っている企業といえます。

今後の展望

株式会社大森屋は、原料海苔の価格高騰や光熱費高騰など、厳しい経営環境に直面しています。しかし、業務用海苔や家庭用海苔の販売が好調に推移しており、価格改定も順調に進んでいます。さらに、経費の削減や生産の効率化に努めることで、収益力の強化につなげていく方針です。今後も健全な経営基盤を維持しつつ、事業の拡大を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社大森屋は、海苔製品を中心とした食品事業で安定的な収益を上げている企業です。今期の決算では、売上高、利益ともに前年同期比で増加しており、財務体質も健全な状況が続いています。原材料価格や光熱費の高騰など、経営環境は決して楽観視できるものではありませんが、企業努力によって収益確保に取り組んでいる同社の動向に注目が集まっています。今後も持続的な成長を遂げられるか、期待が高まっています。

株式会社大森屋の決算日や配当についてまとめました。

株式会社大森屋の決算日は9月30日で、毎年12月、3月、6月、9月の年4回、四半期決算を行っています。また、2023年12月期の期末配当金は1株当たり15円の予定で、前期の年間配当金30円と同程度の水準を維持する見込みです。株主還元にも積極的に取り組んでいる企業といえるでしょう。

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