株式会社ファーマフーズの2023年度第2四半期の決算報告が発表されました。医食の研究で貢献というミッションのもと、主に機能性食品やサプリメント、医薬部外品を中心に事業を展開している同社の業績は好調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社ファーマフーズ
証券コード: 29290
決算期: 7月31日
株式会社ファーマフーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファーマフーズの決算日は7月31日です。第2四半期決算の発表時期は3月15日となっています。
主な事業
株式会社ファーマフーズは、BtoB事業、BtoC事業、バイオメディカル事業の3つの事業を展開しています。BtoB事業では機能性素材や医薬品の受託製造、BtoC事業では自社ブランドのサプリメントや化粧品、医薬部外品の通販販売を行っています。また、バイオメディカル事業では創薬研究やプロテオーム解析サービスの提供などを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の 売上高は31,652百万円と前年同期比で9.9%減少しましたが、営業利益は1,535百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しており、売上高営業利益率は4.9%となっています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は、前第2四半期が35,143百万円、前第3四半期が17,390百万円、前第4四半期が16,039百万円、当第1四半期が16,142百万円と推移しています。一方、営業利益は前第2四半期が△883百万円、前第3四半期が2,518百万円、前第4四半期が1,976百万円、当第1四半期が601百万円となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末における総資産は37,020百万円と前期末比で2.2%増加しています。負債は27,817百万円と4.6%増加し、純資産は9,202百万円と4.4%減少しています。
資産の部
流動資産は27,683百万円で、前期末比0.5%増加しています。固定資産は9,336百万円で、前期末比7.3%増加しています。
負債の部
流動負債は25,814百万円で、前期末比5.9%増加しています。固定負債は2,002百万円で、前期末比10.1%減少しています。
純資産の部
株主資本は8,863百万円で、前期末比4.8%減少しています。その他の包括利益累計額は339百万円で、前期末比4.6%増加しています。
ROAとROE
ROAは前期末の4.8%から当第2四半期末4.2%、ROEは前期末26.6%から当第2四半期末24.9%と、ともに低下傾向にあります。これは、主に広告宣伝費の抑制に取り組んだことが影響しているものと考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは2,835百万円の収入と前年同期比大幅に増加しました。投資活動によるキャッシュフローは602百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは1,542百万円の支出となっています。
配当の支払額
当第2四半期においては、1株当たり12円の配当を実施しました。また、次期の中間配当は1株当たり10円を予定しています。
今後の展望
同社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のバイオものづくり革命推進事業に採択されており、今後5年間で総額5,000百万円超の研究開発投資及び設備投資を行う予定です。これにより、卵殻膜の活用による新事業の展開が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ファーマフーズは、主力のBtoC事業における広告宣伝費の最適化に努めつつ、バイオメディカル事業の創薬研究や、新素材の開発にも注力しています。先行きの不透明な経済環境下でも、中長期的な成長に向けた投資を継続しており、今後の業績推移が注目されます。
株式会社ファーマフーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファーマフーズの決算日は7月31日で、第2四半期の決算発表は3月15日に行われています。また、同社は1株当たり12円の期末配当を実施し、次期の中間配当は1株当たり10円を予定しています。中長期的な成長に向けた投資を進めるなか、株主への還元にも注力していることがわかります。