株式会社ファーマフーズの2024年第3四半期決算報告書が公開されました。医食の研究で貢献を掲げる同社は、健康・医療分野の製品とサービスを展開しており、四半期業績も堅調に推移しています。この決算内容をお伝えしましょう。
企業情報
企業名: 株式会社ファーマフーズ
証券コード: E02484
決算期: 2024年7月31日
株式会社ファーマフーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファーマフーズは年に1回の通期決算を行っています。2024年7月31日が決算期末日で、四半期決算は年4回公表しています。
主な事業
株式会社ファーマフーズは、「医食の研究で貢献」という企業理念のもと、機能性食品、化粧品、医薬品の開発・製造・販売を行う「BtoB事業」、自社ブランド製品の通信販売を行う「BtoC事業」、創薬事業と受託サービスを展開する「バイオメディカル事業」の3つの事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が47,171百万円、営業利益が3,266百万円、経常利益が3,223百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が1,856百万円となりました。主力のBtoC事業が好調で、収益性も改善しています。
売上・利益の推移
前年同期と比較すると、売上高は10.2%減となりましたが、営業利益は99.9%増、経常利益は103.7%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は73.7%増と大幅な増益となりました。売上は減少しましたが、利益率の改善により収益性が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産36,931百万円、純資産10,015百万円、自己資本比率27.1%と、前期末から財務体質も改善されています。
資産の部
流動資産は27,769百万円で、前期末から239百万円増加しています。これは主に、現金及び預金の増加や商品及び製品の増加によるものです。固定資産は9,162百万円で、前期末から460百万円増加しています。
負債の部
流動負債は25,069百万円で、前期末から695百万円増加しています。これは主に、未払金の増加や未払法人税等の増加によるものです。固定負債は1,846百万円で、前期末から381百万円減少しています。
純資産の部
純資産は10,015百万円で、前期末から385百万円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加と、自己株式の取得による減少によるものです。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は7.5%、ROE(自己資本利益率)は23.3%となっており、前期に比べ改善しています。事業の収益性が高まり、資産効率も向上していることがわかります。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため詳細は不明です。ただし、現金及び預金残高は前期末から154百万円増加しており、健全な財務状況を維持できているものと推察されます。
配当の支払額
当社は、年2回の配当を行っています。当第3四半期連結累計期間では、年間配当金が22円(前期比+2円)となっており、株主への利益還元も着実に行われています。
今後の展望
今後の事業環境は不透明ですが、同社は「新価値創造 1Kプロジェクト」をテーマに掲げ、研究開発投資や新製品開発、販売チャネルの開拓などに注力していく方針です。健康・医療分野でのニーズは高く、バイオメディカル事業の強化も進めているため、持続的な成長が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ファーマフーズは健康・医療分野での事業基盤を着実に強化しており、当期の業績も好調に推移しています。収益性の改善が進み、財務体質も健全化されつつあります。今後の新製品開発と事業領域の拡大に期待が高まります。
株式会社ファーマフーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファーマフーズの決算日は7月31日で、年2回の配当を実施しています。当期の年間配当金は22円と、前期比2円増配となっております。健全な財務基盤のもと、株主還元も着実に行われています。