株式会社テクニスコの第56期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社テクニスコはさまざまな産業用機器部品を製造する企業です。先ごろ、同社は第2四半期決算を発表しました。売上高2,382,742千円経常損失92,518千円となっています。中国市場の景況感悪化や価格競争の影響で、主力のヒートシンク製品を中心に売上が減少しましたが、量産化による原価低減の効果で売上総利益は改善しています。今後は新製品開発や海外展開を推進し、収益性の向上を目指していきます。

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企業情報

企業名: 株式会社テクニスコ
証券コード: 28620
決算期: 6月期

株式会社テクニスコの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社テクニスコの決算期は6月です。今回の四半期決算は2023年7月1日から12月31日までの第2四半期の業績です。

主な事業

株式会社テクニスコは、産業用レーザー機器向けの高性能ヒートシンクや精密ガラス部品などの製造を主な事業としています。同社は精密加工技術を強みに、幅広い業界に製品を供給しています。近年は自動車や半導体、医療機器などの成長分野にも積極的に製品を投入し、事業の拡大を図っています。

今期の業績と利益率は?

今期の第2四半期連結累計期間の業績は、売上高2,382,742千円経常損失92,518千円となりました。中国市場の景況感悪化や価格競争の影響で、主力のヒートシンク製品の売上が減少しましたが、量産化による原価低減の効果で売上総利益率は30.7%と改善しています。販管費の増加により営業損失となりましたが、今後は新製品開発や海外展開により収益性の向上を図る方針です。

売上・利益の推移

株式会社テクニスコの売上高と利益の推移を見ると、売上高は5,347,037千円から2,382,742千円に減少しています。また、経常利益は329,351千円から経常損失92,518千円に転じました。これは主力のヒートシンク製品の需要減少が影響しています。一方で、量産効果による原価低減に取り組み、売上総利益率は改善傾向にあります。今後は新製品開発や海外展開を推進し、収益力の回復を目指していきます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社テクニスコの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は8,846,463千円と前期末から575,073千円増加しています。これは主に現金及び預金が960,774千円増加したことによるものです。一方、負債は3,841,456千円690,388千円減少しており、純資産は5,005,007千円1,265,462千円増加しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が1,806,254千円と大幅に増加しています。一方で、有形固定資産が3,641,263千円と減少しています。これは主に設備投資の抑制により機械装置の減少が影響しています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が537,000千円長期借入金が2,426,784千円と前期末から減少しています。これにより、有利子負債が全体として減少し、財務体質の改善が進んでいます。

純資産の部

純資産の部では、資本金が781,768千円資本剰余金が3,023,669千円と大幅に増加しています。これは新規上場に伴う増資によるものです。この結果、自己資本比率は56.58%と大幅に改善しました。

ROAとROE

株式会社テクニスコのROAは前期の34.12%から今期は-11.37%に低下しています。これは経常損失の計上により収益性が悪化したためです。一方でROEは前期の45.21%から-11.14%に大きく低下しています。これは親会社株主に帰属する四半期純損失の計上に加え、増資により自己資本が大幅に増加したことが影響しています。今後は収益力の回復とともに、資本効率の改善にも注力していく必要があります。

キャッシュフロー

株式会社テクニスコのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは110,832千円の収入となっています。これは主に減価償却費の計上などによるものです。一方、投資活動によるキャッシュフローは434,273千円の支出となっており、有形固定資産の取得に資金を投入しています。また、財務活動によるキャッシュフローは1,170,321千円の収入となっており、増資による収入が大きく寄与しています。全体として現金及び現金同等物は828,563千円増加し、1,558,051千円となりました。

配当の支払額

株式会社テクニスコは当期において配当を実施していません。創業以来、同社は株主還元よりも内部留保の蓄積に注力してきました。今後は業績回復と財務基盤の強化を図った上で、株主への利益還元にも取り組んでいく方針です。

今後の展望

株式会社テクニスコは中国市場の減速や価格競争の影響により当期の業績は減収減益となりましたが、今後は新製品の開発や海外展開の加速により収益力の回復を目指します。また、増資による財務体質の改善も進んでおり、将来的には株主還元にも取り組む方針です。引き続き、プロフェッショナル向けの精密部品メーカーとしての地位を確立し、企業価値の向上に努めていきます。

編集部のまとめ

株式会社テクニスコは、産業用レーザー機器向けのヒートシンクやガラス製品などの精密部品を製造する企業です。当期は主力のヒートシンク製品の需要減少により減収減益となりましたが、量産化による原価低減や財務体質の改善に取り組んでいます。今後は新製品開発や海外展開を推進し、収益性の向上を目指していきます。同社は中長期的に見れば、成長を続ける精密部品メーカーとして期待されています。

株式会社テクニスコの決算日や配当についてまとめました。

株式会社テクニスコの決算期は6月です。今回の四半期決算は2023年7月1日から12月31日までの第2四半期の業績です。当期は業績が減少したものの、増資による財務体質の改善が進んでいます。配当については、現時点では実施していませんが、今後は業績回復と株主還元にも取り組む方針です。

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