株式会社グッドライフカンパニーの2024年第1四半期決算が発表されました。売上高4,847百万円、経常利益564百万円と大幅増収増益となり、業績は好調に推移しています。
同社は不動産投資マネジメント事業とエネルギー事業を展開しており、資産形成・運用のお手伝いから賃貸管理、さらにはプロパンガス供給まで、幅広い事業を手がけています。
この決算では、不動産投資マネジメント事業の好調が大きな成果につながりました。建物の企画・開発から管理までを手掛ける同社の強みが発揮されている模様です。
企業情報
企業名: 株式会社グッドライフカンパニー
証券コード: E34522
決算期: 12月期
株式会社グッドライフカンパニーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社グッドライフカンパニーの決算は12月期で、今回の四半期決算は2024年1月1日~3月31日の第1四半期の業績報告となります。
年間の業績は12月期末に発表されます。
主な事業
株式会社グッドライフカンパニーは、不動産投資マネジメント事業とエネルギー事業の2つの柱を中心に事業を展開しています。
不動産投資マネジメント事業では、賃貸マンションの企画開発からプロパティマネジメントまでを一貫して手がけ、不動産オーナー様の資産形成・運用をサポートしています。
エネルギー事業では、連結子会社のグッドライフエネルギー株式会社がプロパンガスの供給を行っており、グループ全体の収益基盤の一翼を担っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高4,847百万円、経常利益564百万円と大幅な増収増益となりました。
特に不動産投資マネジメント事業の好調が大きな伸びにつながり、セグメント利益が594百万円と大幅な増益となっています。
全体の利益率も高く、経常利益率は11.6%と、健全な収益基盤が確立されていることがうかがえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は前年同期比26.1%増と大幅な伸びを示し、経常利益も51.0%増と好調な推移となっています。
これは不動産投資マネジメント事業においての開発物件の引き渡しが順調だったことが大きな要因となっています。
一方で、エネルギー事業も売上高47.2%増、セグメント利益300.9%増と伸長しており、グループ全体の収益力向上につながっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が10,496百万円となっています。
流動資産は9,412百万円と大半を占め、そのうち現金及び預金が3,709百万円と手元流動性も高い水準を維持しています。
一方、負債合計は6,823百万円で、有利子負債は4,573百万円となっています。自己資本比率は35.0%と健全な財務体質が維持されています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が大幅に増加しており、1,449百万円増加の3,709百万円となっています。
また、主力の不動産事業に関連する販売用不動産や契約資産も保有しており、適切な資産管理が行われています。
負債の部
負債の部では、有利子負債が4,573百万円と一定水準を維持しつつ、契約負債が310百万円増加の636百万円となっています。
短期的な資金調達から長期の借入まで、資金調達の幅が広がっているのが特徴です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が392百万円増加の3,137百万円となっています。
財務体質も安定しており、自己資本比率は35.0%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は5.4%、ROE(自己資本当期純利益率)は10.7%となっています。
これらの指標は、不動産投資マネジメント事業の好調な業績を反映し、前年同期と比べ大幅に上昇しています。
企業価値の向上に寄与する水準まで改善されていることが分かります。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローについては、当第1四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていませんので詳細は不明です。
ただし、手元流動性の高さからみて、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定的に確保できていることが推測されます。
今後の投資活動や財務活動におけるキャッシュ・フローの推移にも注目していく必要がありそうです。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間における配当の支払はありませんでした。
通期の業績次第で、期末配当の支払いが検討されるものと思われます。
株主還元については、今後の経営方針の中で注目していく必要があるでしょう。
今後の展望
同社は、不動産投資マネジメント事業を中心として着実な業績拡大を遂げています。
開発物件の竣工や新規管理物件の獲得などが寄与し、今後も収益力の向上が期待できます。
また、エネルギー事業の伸長も注目されるところです。
グループ各事業の相乗効果を最大限に発揮し、更なる企業価値の向上に取り組むことが重要でしょう。
編集部のまとめ
株式会社グッドライフカンパニーの2024年第1四半期決算は、増収増益と非常に良好な結果でした。
不動産投資マネジメント事業の好調が目立ち、開発物件の順調な引き渡しやプロパティマネジメント事業の拡大が業績を牽引しています。
エネルギー事業も好調で、グループ全体の収益基盤がさらに強化されつつあります。
今後も、各事業の相乗効果を活かし、更なる成長が期待できそうです。
株式会社グッドライフカンパニーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社グッドライフカンパニーの決算は12月期で、第1四半期の業績が発表されました。
当期の業績は大幅増収増益となっており、特に不動産投資マネジメント事業が好調に推移しています。
また、財務体質も健全で、手元流動性も高いことから、今後の成長が期待できそうです。
ただし、配当については当第1四半期では行われておらず、今後の株主還元策に注目が集まるところです。