スター・マイカ・ホールディングス株式会社の2023年12月期第2四半期決算が発表されました。営業利益は前年同期比2.3%増加と、好調な業績を確認することができました。リノベーション事業を中心に順調に事業を展開している様子がうかがえます。また、売上高と経常利益も前年同期を上回る良好な数字となっています。今後の事業展開にも期待がかかっています。
企業情報
企業名: スター・マイカ・ホールディングス株式会社
証券コード: E34707
決算期: 11月
スター・マイカ・ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
スター・マイカ・ホールディングス株式会社の決算期は11月です。毎年11月に決算を行い、四半期決算の日程は2月、5月、8月、11月となっています。
主な事業
スター・マイカ・ホールディングス株式会社は主にリノベーションマンション事業を展開しています。賃貸中の中古マンションを購入し、リノベーションを行って付加価値を高めた上で、幅広い消費者層に販売しています。また、投資事業やアドバイザリー事業なども手がけています。不動産流通やコンサルティング業務など、不動産関連事業を中心に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
今期の決算では、売上高が前年同期比9.5%増加の27,257,413千円、売上総利益が10.5%増加の5,049,954千円となり、好調な業績を収めています。また、営業利益は2.3%増加の2,871,173千円、経常利益は4.7%増加の2,413,904千円となっており、利益率も良好な水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、前期から第2四半期までの累計で4,885,633千円だったのに対し、今期は27,257,413千円と大幅に増加しています。経常利益も、前期2,305,660千円から2,413,904千円と増加しており、堅調な業績推移が見られます。今後も同様の業容拡大が期待できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表を見ると、同社の財務状況は安定的に推移していることがわかります。
資産の部
資産合計は103,067,322千円となっており、前期末比8,084,571千円の増加となっています。その主な要因は、販売用不動産が8,877,825千円増加したことによるものです。
負債の部
負債合計は78,408,149千円となっており、前期末比6,656,706千円の増加となっています。この増加は主に、長期借入金が3,682,893千円増加したことによるものです。
純資産の部
純資産合計は24,659,173千円となっており、前期末比1,427,865千円の増加となっています。この増加は主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,667,206千円の計上によるものです。
ROAとROE
同社のROA（総資産経常利益率）は2.3%、ROE（自己資本利益率）は6.8%となっています。前期と比べて、ROAは0.1ポイント増加、ROEは0.3ポイント増加しており、徐々に収益性が向上している様子がうかがえます。今後も事業拡大に合わせて、これらの指標の改善が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
同社の2023年12月期第2四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス6,767,618千円となっています。これは主に、販売用不動産の増加8,877,825千円によるものです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローはプラス5,761,806千円となっており、長期借入れの増加が寄与しています。今後の販売状況次第では、キャッシュ・フローの改善が期待できるでしょう。
配当の支払額
スター・マイカ・ホールディングス株式会社は、2024年7月1日開催の取締役会において、1株当たり10円50銭の配当を決議しています。前期の1株当たり配当金は10円でしたので、1円50銭増配となっています。安定した配当を継続して実施しています。
今後の展望
同社は2024年11月期から2026年11月期を対象とする中期経営計画「Find the Value 2026」を策定しており、「ROEの向上」と「WACCの適正水準維持」により企業価値の最大化を目指しています。具体的には、オーナーチェンジ物件への回帰」「都市部シェアの拡大」「販売事業期間の短縮」などに取り組んでいます。今後も業績拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
スター・マイカ・ホールディングス株式会社の2023年12月期第2四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益のいずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。リノベーションマンション事業を中心に順調に推移しているほか、投資事業やアドバイザリー事業においても成果が上がっています。また、ROAやROEなどの収益性指標も改善傾向にあり、今後の業績拡大が期待できそうです。今後の中期経営計画の実行に注目が集まります。
スター・マイカ・ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
スター・マイカ・ホールディングス株式会社の決算期は11月で、年4回の四半期決算を行っています。また、2024年7月1日の取締役会で1株当たり10円50銭の配当を決議しており、前期比1円50銭の増配となっています。同社は収益性の向上と企業価値の最大化を目指す中期経営計画に取り組んでおり、今後の業績に期待が高まっています。
