SREホールディングスが発表した最新の決算報告書を見ると、同社は「今の先鋭が10年後の当たり前を造る A DECADE AHEAD」というビジネス理念のもと、不動産/金融業界からIT/ヘルスケア領域まで幅広い業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事業を展開しています。
この決算期のSREホールディングスの業績は好調で、売上高は前年同期比25.3%増の12,797,783千円、営業利益は41.5%増の1,510,459千円と大幅な増収増益を達成しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も17.8%増の932,351千円となり、同社のビジネスモデルの強さが示されています。
企業情報
企業名: SREホールディングス株式会社
証券コード: 29800
決算期: 3月期
SREホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
SREホールディングスの決算日は3月31日で、通期の決算発表は通常4月中に行われます。第1四半期は6月、第2四半期は11月、第3四半期は2月にそれぞれ決算発表を行っています。
主な事業
SREホールディングスは主に2つの事業を展開しています。1つ目は、不動産や金融、IT/ヘルスケアなどの様々な業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する「AIクラウド&コンサルティング事業」です。当社が保有する高度なテクノロジーを活用し、顧客企業の課題解決につながるクラウドソリューションやコンサルティングサービスを提供しています。
2つ目は、不動産アセットマネジメントやプロパティ開発・投資など、テクノロジーを活用したプロパティソリューションを展開する「ライフ&プロパティソリューション事業」です。不動産領域におけるDXを推進し、顧客に付加価値の高いサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
SREホールディングスの今期の業績は好調で、売上高12,797,783千円、営業利益1,510,459千円と大幅な増収増益を達成しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も932,351千円と大幅に増加しており、同社の事業モデルの強さがうかがえます。特に「AIクラウド&コンサルティング事業」が好調で、売上高は前年同期比63.8%増と大幅な伸びを示しています。
売上・利益の推移
SREホールディングスの売上高と利益の推移は良好で、直近3年間で増収増益を続けています。
売上高は2023年3月期に18,541,931千円と過去最高を更新し、今期第3四半期累計でも12,797,783千円と好調に推移しています。
営業利益も2023年3月期に1,540,251千円となり、過去最高を更新。今期第3四半期累計では1,510,459千円と高水準を維持しています。
このように同社は順調に業績を伸ばしており、株主への利益還元にも積極的に取り組んでいます。
四半期連結貸借対照表について
SREホールディングスの最新の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が前期末比4,989,752千円増加の26,946,182千円となっています。
資産の部では、現金及び預金が502,708千円増加した一方、棚卸資産が4,569,349千円増加しています。これは、不動産開発案件の進捗によるものと考えられます。
負債の部では、長期借入金が5,340,664千円増加し、10,031,496千円となっています。一方、短期借入金は1,772,757千円減少しています。
純資産は、利益剰余金が932,847千円増加し、12,381,207千円となり、自己資本比率は44.5%となっています。
ROAとROE
SREホールディングスのROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、直近の決算でROA6.3%、ROE9.1%となっています。
これらの指標は、同社の資本効率性と収益性の高さを示しており、企業価値の向上に向けて良好な水準を維持していると言えます。今後も事業の拡大とともに、ROAやROEの向上が期待されます。
キャッシュフロー
SREホールディングスの最新の四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,095,408千円の収入となっています。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。
一方、投資活動によるキャッシュ・フローは169,702千円の支出となっており、主にソフトウエアの開発等に伴う支出によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは577,002千円の支出となっており、長期借入れの実施に伴う収入がある一方で、借入金の返済等による支出があったためです。
配当の支払額
SREホールディングスは、株主への利益還元を経営の重要課題の1つとしており、安定配当の実施に努めています。
直近の2023年3月期の年間配当金は1株当たり20円と、前期から5円増配となっています。同社は今後も業績の成長に合わせた配当の増加を目指していく方針です。
今後の展望
SREホールディングスは、「今の先鋭が10年後の当たり前を造る」というミッションのもと、不動産やIT、ヘルスケア業界などの様々な分野においてデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事業を展開しています。
今後も、自社の持つ高度な技術力を活かしつつ、リアルビジネスのノウハウを融合させることで、顧客企業のデジタル化を強力に推進していく方針です。
さらに、新規事業の開発にも積極的に取り組み、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
SREホールディングスの最新決算は好業績となり、売上高、営業利益、純利益のいずれも大幅な増加を果たしています。主力の「AIクラウド&コンサルティング事業」が好調で、さまざまな業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する同社のビジネスモデルの強さが示されています。
また、不動産アセットマネジメントやプロパティ開発など、テクノロジーを活用したプロパティソリューション事業も好調に推移しており、事業の多角化が進んでいます。今後も新規事業の開発などにより、持続的な成長が期待される企業といえるでしょう。
SREホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
SREホールディングスの決算日は3月31日で、年間配当金は1株当たり20円と前期から5円増配となっています。同社は今後も業績の成長に合わせた配当の増加を目指しており、株主への利益還元にも積極的に取り組んでいきます。