[株式会社ゴルフ・ドゥは、ゴルフ用品のリユース事業を中心に展開している企業です。最近では、ECサイトの強化にも力を入れており、収益力の強化に取り組んでいます。今回の決算では、コロナ禍の影響が残るものの、経営改善に向けた取り組みが上々の成果を上げてきている様子がうかがえます。ゴルフ業界は景気の影響を受けやすい業界ですが、ゴルフ・ドゥはリユース事業を中心に安定した成長を遂げてきました。今後の更なる飛躍に期待が高まります。]
企業情報
企業名: 株式会社ゴルフ・ドゥ
証券コード: 30320
決算期: 2023年3月31日
株式会社ゴルフ・ドゥの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ゴルフ・ドゥの決算日は毎年3月31日です。 年に1回の本決算に加えて、第1四半期、第2四半期、第3四半期の各四半期決算を行っています。
主な事業
株式会社ゴルフ・ドゥは、ゴルフ用品のリユース事業を中心に展開しています。中古のゴルフクラブやウェアなどの販売を行うほか、フランチャイズ展開、オンラインショップの運営、アパレル事業などにも取り組んでいます。特に、中古ゴルフクラブのリユース事業が主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は42億90百万円となり、前年同期比9.1%の減少となりました。一方で、営業損失は20百万円となっています。コロナ禍の影響が続く中、ECチャネルの強化など収益力の向上に努めた結果、利益率の改善が見られました。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は2023年3月期に60億58百万円をピークに、2024年3月期第3四半期では42億90百万円と減少傾向にあります。一方で、利益については2024年3月期第3四半期は営業損失も計上していますが、前年同期とくらべると大幅な改善が見られます。今後の回復に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ゴルフ・ドゥの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が32億29百万円、負債が24億81百万円、純資産が7億47百万円となっています。前期末と比べ、資産と負債がともに減少し、純資産も減少しています。
資産の部
流動資産は25億5百万円で、前期末比0.1%の増加となっています。固定資産は7億24百万円で、前期末比8.1%の減少となっています。
負債の部
流動負債は15億30百万円で、前期末比3.1%の減少、固定負債は9億51百万円で前期末比9.7%の増加となっています。
純資産の部
純資産は7億47百万円で、前期末比11.4%の減少となっています。自己資本比率は22.2%と前期末より2.5ポイント低下しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は、2023年3月期から2024年3月期第3四半期にかけて1.5%から-1.8%へと大きく低下しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は16.5%から-11.3%へと悪化しています。これは主に経常利益の減少によるものと考えられます。収益性の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、貸借対照表から現金及び預金は2023年3月末の6億55百万円から2023年12月末には8億17百万円と増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローの改善が伺えます。
配当の支払額
株式会社ゴルフ・ドゥは、2023年6月に1株当たり10円の配当を実施しました。前年同期の1株当たり5円から倍増しており、株主還元の強化が図られています。
今後の展望
ゴルフ・ドゥは、ECサイトの強化や新店舗の出店など、収益力向上に向けた取り組みを進めています。人気ブランドの新製品発売やゴルフスクールの開設など、様々な施策を展開しており、今後の業績回復が期待されます。また、株主還元の強化にも取り組んでいることから、株主の期待にも応えられるものと考えられます。
編集部のまとめ
株式会社ゴルフ・ドゥは、ゴルフ用品の リユース事業 を中心に好業績を続けてきた企業です。近年はECチャネルの強化や新店舗の展開など、収益力向上に向けた取り組みに注力しています。直近の決算では営業損失を計上するなど課題も残されていますが、株主還元の強化など、投資家への配慮も忘れていません。今後の更なる飛躍に期待がかかっています。
株式会社ゴルフ・ドゥの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ゴルフ・ドゥの決算日は毎年3月31日です。2023年6月には1株当たり10円の配当を実施するなど、株主還元の強化にも取り組んでいます。今後も収益力の向上と株主への利益還元に注力していくと期待されます。