株式会社神戸物産の2023年11月〜2024年4月期の第2四半期決算報告が発表されました!神戸物産は、業務スーパー事業やエコ再生エネルギー事業など、複数の事業を展開する総合食品メーカーです。この四半期の業績はとても好調で、売上高は前年同期比11.8%増の248,123百万円、経常利益は前年同期比36.7%増の18,036百万円となりました。今後も、自社製造による高品質な商品展開や、再生可能エネルギーの活用など、強みを活かした事業展開が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社神戸物産
証券コード: E02999
決算期: 10月31日
株式会社神戸物産の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社神戸物産の決算期は10月31日です。四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。次回の本決算は2023年10月期の決算となります。
主な事業
株式会社神戸物産は、業務スーパー事業、外食・中食事業、エコ再生エネルギー事業の3つの主要事業を展開しています。業務スーパー事業では、自社製造のオリジナル商品を中心に、全国各地に店舗を展開しています。外食・中食事業では、大型バイキングチェーンの「神戸クック・ワールドビュッフェ」やプレミアムカルビ専門店「プレミアムカルビ」などの店舗運営を行っています。また、エコ再生エネルギー事業では、太陽光発電所や木質バイオマス発電所の運営を手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が248,123百万円と前年同期比11.8%増、経常利益は18,036百万円と36.7%増となりました。主力の業務スーパー事業が好調に推移したほか、外食・中食事業やエコ再生エネルギー事業も順調に成長しています。経常利益率は7.3%と高水準を維持しており、企業の収益性が高いことがうかがえます。
売上・利益の推移
過去3年間の推移をみると、売上高は461,546百万円から248,123百万円へと堅調に増加しています。また、経常利益は29,970百万円から18,036百万円と大幅な増加を遂げています。業績は順調に拡大しており、業務スーパー事業やエコ再生エネルギー事業の成長が大きく貢献しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期末の総資産は222,177百万円となり、前期末比で10,285百万円増加しました。流動資産が8,251百万円増加したことが主な要因です。一方、負債は99,107百万円と前期末比で1,668百万円増加し、純資産は123,069百万円と8,617百万円増加しました。
資産の部
流動資産の増加は、主に現金及び預金が6,929百万円増加したことによるものです。固定資産も2,033百万円増加し、企業の財務体質は健全化しています。
負債の部
負債の増加は、買掛金が1,661百万円、未払法人税等が1,429百万円増加したためです。一方で、その他(固定負債)が1,241百万円減少しています。
純資産の部
純資産の増加は、利益剰余金が7,486百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は54.0%と高水準を維持しており、財務基盤は強化されています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は8.1%、ROE(自己資本利益率)は10.4%と、ともに高い水準を保っています。これは、売上高の増加や高い収益性により、資産効率と株主還元が向上しているためです。今後も、高収益体質の維持により、ROA、ROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは16,791百万円の収入となり、前年同期比621百万円の増加となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の増加によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは3,629百万円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローは5,801百万円の支出となりました。この結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物は99,337百万円となりました。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間の配当金の総額は4,859百万円となりました。1株当たりの配当額は22円で、前年同期と同額の水準を維持しています。株主還元に関しては、今後も安定的な配当を実施していく方針のようです。
今後の展望
新型コロナ禍からの回復に伴い、業務スーパー事業や外食・中食事業の業績が好調に推移しています。また、エコ再生エネルギー事業でも順調に稼働しており、今後もこれらの事業を中心に成長が見込まれます。さらに、ベーカリーチェーンの買収など、新たな成長分野への取り組みにも注目が集まっています。業績の拡大と株主還元の両立を目指し、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社神戸物産は、業務スーパー事業やエコ再生エネルギー事業、外食・中食事業など、多角的な事業展開を行う総合食品メーカーです。当第2四半期の決算では、売上高、経常利益ともに大幅な増加を果たし、高収益性を維持しています。今後も、自社製品の強化や新事業への取り組みなど、持続的な成長が期待されます。株主還元面でも、安定的な配当を実施しており、投資家の皆様にとっても魅力的な企業だと言えるでしょう。
株式会社神戸物産の決算日や配当についてまとめました。
株式会社神戸物産の決算期は10月31日で、四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。直近の当第2四半期決算では、売上高、経常利益ともに大幅に増加し、1株当たり配当金は22円と前年同期と同額を維持しています。今後も、多様な事業展開と高収益体質を活かしながら、企業価値の向上に努めていくものと期待されます。