株式会社カワサキの2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期決算報告書が発表されました。増収増益を果たし、賃貸・倉庫事業が好調に推移しており、ホテル事業も業績を伸ばしている企業です。今期の業績は堅調で、株主還元も行われる見込みです。今後の展開にも期待が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社カワサキ
証券コード: E03000
決算期: 2024年8月31日
株式会社カワサキの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社カワサキの決算日は8月31日です。四半期決算は2月末、5月末、11月末、2月末に行われます。今回の決算は2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期決算になります。
主な事業
株式会社カワサキは服飾事業、賃貸・倉庫事業、ホテル事業を展開しています。服飾事業では衣類やアクセサリーなどの企画・販売を行い、賃貸・倉庫事業では自社の倉庫施設の賃貸や太陽光発電事業を手がけています。また、ホテルレイクアルスターの運営もしています。幅広い事業展開で安定した収益基盤を築いています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は1,101,088千円と前年同期比46.5%の増加、営業利益は190,039千円と61.4%の増加、経常利益は194,562千円と63.5%の増加を達成しました。また、四半期純利益は139,343千円と82.6%の大幅な増加となっています。増収増益で高い営業利益率19.4%を実現しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と利益の推移を見ると、売上高は毎期増加しており、利益も安定して増加基調にあります。特に賃貸・倉庫事業が好調で、ホテル事業も客室の改装や営業力強化などで業績を伸ばしています。今後も収益性の高い事業を中心に成長が期待できる企業です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社カワサキの四半期連結貸借対照表を見ると、資産総額は8,383,885千円と前期末比10.9%の増加、負債総額は2,935,987千円と32.8%の増加、純資産は5,447,897千円と1.7%の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が647,961千円と大幅に増加し、有形固定資産のうち建物及び構築物が3,992,313千円と増加しています。これはホテルや倉庫施設の新設・改修投資によるものです。
負債の部
負債の部では、長期借入金が1,394,560千円と増加しており、資産除去債務が438,005千円となっています。これらは新規の設備投資資金の調達によるものです。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,892,877千円と増加しており、自己資本比率は65.0%と高水準を維持しています。安定した財務体質を持っています。
ROAとROE
株式会社カワサキのROAは2.6%、ROEは2.6%となっています。前期から徐々に改善しており、収益性の向上と自己資本の有効活用が進んでいることがわかります。今後さらなる成長が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは600,912千円の収入となり、投資活動によるキャッシュフローは616,755千円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュフローは437,167千円の収入となり、現金及び現金同等物の期末残高は647,961千円となっています。
配当の支払額
株式会社カワサキは、第2四半期末の配当金として1株当たり22円を支払う予定です。また、期末配当金も1株当たり22円の予定です。株主還元にも積極的に取り組んでいます。
今後の展望
株式会社カワサキは今後も賃貸・倉庫事業を中心に業績拡大が期待できます。新規の倉庫施設の稼働や、ホテルのリニューアルによる収益改善などにより、中長期的な成長が見込める企業です。また、自己資本比率の高さから財務基盤は安定しており、株主還元も行われています。引き続き注目していく必要がある企業だと言えます。
編集部のまとめ
株式会社カワサキは、主力の賃貸・倉庫事業が好調に推移しており、ホテル事業の業績改善も見られるなど、全体として増収増益を果たしています。財務体質も健全で、株主還元にも積極的に取り組む方針です。今後の更なる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社カワサキの決算日や配当についてまとめました。
株式会社カワサキの決算日は8月31日、四半期決算は2月末、5月末、11月末、2月末に行われています。今回の決算は2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期決算で、1株当たり22円の配当を予定しています。企業の成長力と収益性の高さが窺えるでしょう。