株式会社ビックカメラの第44期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ビックカメラの2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比9.8%増加し、4,475億円となり、営業利益、経常利益、純利益もそれぞれ前年同期比で増加しました。主な要因は、インバウンド需要の回復による免税売上の好調と、M&Aによる事業の拡大によるものです。今後も新店舗の出店や収益基盤の強化に注力し、さらなる成長を目指していきます。

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企業情報

企業名: 株式会社ビックカメラ
証券コード: 3048
決算期: 8月31日

株式会社ビックカメラの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ビックカメラの決算は8月31日を基準日としており、四半期決算の発表はその約1ヶ月後の11月中旬と4月中旬に行われます。本決算は11月下旬に開催される定時株主総会で承認を得て、確定します。

主な事業

株式会社ビックカメラの主な事業は家電量販店の運営です。家電製品、パソコン、スマートフォンなどの販売を行っています。また、関連会社のコジマ株式会社や株式会社ソフマップなどを通じて、複数の家電量販店ブランドを展開しています。さらにBS放送事業も手掛けるなど、幅広い事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

今期(2023年9月1日~2024年2月29日)の決算では、売上高が4,475億円と前年同期比9.8%増加しました。営業利益は97億円、経常利益は109億円、純利益は55億円と、それぞれ前年同期比で大幅な増加となりました。また、売上総利益率は25.8%と、前年同期比で上昇しました。

売上・利益の推移

過去2年間の売上高、営業利益、経常利益の推移を見ると、2023年9月期第2四半期は前年同期に比べ、売上高が大幅に増加し、営業利益、経常利益も大きく改善しました。特に、売上高は4,475億円と2年前と比べると約10%増加しています。これは海外からの需要回復とM&Aによる事業拡大が影響しています。今後も安定的な業績推移が期待できます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ビックカメラの2024年2月末時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が4,916億円と、前期末比9.3%の増加となっています。

資産の部

流動資産は2,746億円で、前期末比11.0%増加しています。主な増加要因は、商品及び製品が1,203億円と150億円増加したことや、売掛金が490億円と45億円増加したことなどです。固定資産は2,170億円で、前期末比7.2%増加しています。

負債の部

負債合計は3,072億円と、前期末比12.4%の増加となっています。主な増加要因は、短期借入金が1,045億円と265億円増加したことです。一方で、長期借入金は166億円と減少しています。

純資産の部

純資産合計は1,844億円と、前期末比4.6%の増加となっています。主な増加要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益が55億円と、前年同期比で32.1%増加したことです。また、その他有価証券評価差額金が93億円と大幅に増加しています。

ROAとROE

株式会社ビックカメラのROA(総資産利益率)は2.3%ROE(自己資本利益率)は6.8%となっています。前年同期と比べてROAは1.0ポイント、ROEは1.5ポイントそれぞれ上昇しています。これは、売上高と利益が大幅に改善したことが主な要因です。今後も収益力の向上とともに、資産効率の改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが39億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが182億円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが146億円のプラスとなっています。営業活動によるキャッシュ・フローの増加は収益力の向上によるものです。一方で、事業譲受による支出が160億円あったことから、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっています。

配当の支払額

株式会社ビックカメラは、年2回の配当を行っています。直近の決算においては、2023年11月に1株当たり10円の中間配当を実施しました。また、今期の期末配当は1株当たり9円を予定しています。株主還元の充実を図っているといえます。

今後の展望

株式会社ビックカメラは、「専門性と先進性で、より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」という企業理念の実現に向け、「人を成長の原動力とする」「強い店舗の再構築」「収益構造の抜本的見直し」「中長期の成長戦略」の4つの施策に取り組んでいます。今後も安定した業績を維持しつつ、更なる成長を目指していきます。

編集部のまとめ

株式会社ビックカメラの2023年9月1日から2024年2月29日までの第2四半期決算では、売上高、利益ともに前年同期を大きく上回る好業績となりました。特に、免税売上の回復やM&Aによる事業拡大が寄与したことが主な要因です。今後も新店舗の出店や収益基盤の強化に取り組み、更なる成長が期待されます。株主還元も充実しており、株主価値の向上にも注力していると評価できます。

株式会社ビックカメラの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ビックカメラの決算日は8月31日で、四半期決算の発表は11月中旬と4月中旬に行われます。また、年2回の配当を実施しており、直近では1株当たり10円の中間配当を行い、期末配当は1株当たり9円を予定しています。株主還元の充実にも力を入れている企業と言えます。

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