株式会社ジェイグループホールディングスの2023年度第3四半期の決算報告がお知らせされました。外食産業への影響が収束しつつあり、好調な業績を収めています。新型コロナウイルス感染症の影響も徐々に改善されているようで、今後の更なる収益拡大が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社ジェイグループホールディングス
証券コード: 30630
決算期: 2023年2月期
株式会社ジェイグループホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジェイグループホールディングスの決算日は2月末日です。第3四半期決算は11月30日が基準日となっています。
主な事業
株式会社ジェイグループホールディングスは、飲食事業、不動産事業、その他の事業を展開しています。飲食事業ではラーメンや居酒屋などの店舗運営を行い、不動産事業では飲食店向けの店舗物件の賃貸などを行っています。また、卸売業や人材派遣業などのその他の事業も手がけています。様々な事業領域で展開しており、総合エンターテインメントグループとしての地位を確立しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は前年同期比34.7%増の7,660百万円となり、営業利益は151百万円と前年同期の大幅な赤字から黒字転換しました。新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に収束していることで、収益が回復傾向にあります。経常利益は160百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は150百万円となりました。
売上・利益の推移
前年同期と比べて大幅な業績回復が見られます。新型コロナウイルス感染症の影響により、2021年2月期から3期連続で営業損失、経常損失を計上していましたが、当第3四半期は営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上し、収益力の回復が確認できました。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は9,061百万円と前連結会計年度末から262百万円減少しました。負債は7,680百万円と483百万円減少し、純資産は1,381百万円と220百万円増加しています。
資産の部
流動資産は前連結会計年度末比118百万円減少の1,811百万円、固定資産は143百万円減少の7,249百万円となりました。現金及び預金が230百万円減少したものの、売掛金が99百万円増加しています。また、有形固定資産が109百万円減少、のれんが22百万円減少しています。
負債の部
流動負債は前連結会計年度末比381百万円減少の1,643百万円、固定負債は101百万円減少の6,037百万円となりました。未払金や未払消費税等の減少が主な要因です。
純資産の部
純資産は前連結会計年度末比220百万円増加の1,381百万円となりました。新株予約権の行使により資本金及び資本準備金が53百万円増加したほか、利益剰余金が150百万円増加しています。
ROAとROE
株式会社ジェイグループホールディングスのROA(総資産経常利益率)は1.8%、ROE(自己資本利益率)は12.2%となっています。
前年同期は赤字だったものの、当第3四半期は黒字転換しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。今後の更なる収益力強化に期待が高まっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については記載がありませんが、前年同期は現金及び現金同等物が230百万円減少しています。借入金の返済などに資金を充当したことが主な要因と考えられます。財務状況は安定的に推移する見通しですが、引き続き資金繰りの改善に注力していく必要があるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期においては、B種種類株式に対する剰余金の配当40百万円が行われました。配当性向は高くないものの、着実に利益を還元する姿勢が見られます。
今後の展望
株式会社ジェイグループホールディングスは、物価上昇や労働力不足など依然として厳しい経営環境に直面していますが、既存店のリニューアルや新業態の開発など、積極的な事業展開により収益力の向上を目指しています。
また、借入先の金融機関から期限の利益喪失に関する条項の適用を免除されるなど、財務体質の改善にも取り組んでいます。今後も着実な業績回復が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ジェイグループホールディングスの2023年度第3四半期決算は前年同期から大幅な業績改善が見られ、収益力の回復が確認できました。新型コロナウイルス感染症の影響も徐々に収束傾向にあり、今後の更なる業績向上が期待されます。財務面でも安定化が進んでおり、今後の企業成長に期待が高まる決算となりました。
株式会社ジェイグループホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジェイグループホールディングスの決算日は2月末日で、第3四半期決算は11月30日が基準日となっています。当第3四半期には、B種種類株式に対する剰余金の配当40百万円が行われました。今後も安定した利益配分を期待できそうです。