この度、株式会社MonotaROの2024年第1四半期の決算報告書が公開されました。販売力の強化や顧客基盤の拡大により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期に比べて11.5%、10.9%、11.1%、10.0%とそれぞれ増加し、好調な業績を上げています。
企業情報
企業名: 株式会社MonotaRO
証券コード: 30640
決算期: 12月期
株式会社MonotaROの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社MonotaROの決算期は12月期で、第1四半期は1月1日から3月31日までとなっています。四半期報告書は2024年5月13日に公表されました。
主な事業
株式会社MonotaROは、インターネットを通じた工場用間接資材の販売を主な事業としています。多様な商品ラインナップと迅速な配送体制を武器に、幅広い顧客層に支持されています。自社ウェブサイトでの販売に加え、大企業顧客向けの相手先購買管理システムとのシステム連携にも積極的に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間において、売上高は69,139百万円と前年同期比で11.5%の増加となりました。経常利益は8,984百万円で11.1%の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,256百万円で10.0%の増加と、いずれも2桁の増収増益を達成しています。
売上・利益の推移
株式会社MonotaROは、過去5年の売上高と利益が右肩上がりで推移しており、高い成長を遂げています。特に、売上高は254,286百万円、経常利益は31,538百万円と、前期には過去最高を更新しました。今後も顧客基盤の拡大と販売力の強化を通じて、売上・利益の継続的な拡大が期待できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社MonotaROの当第1四半期連結会計期間末の総資産は127,043百万円で、前連結会計年度末に比べ1,308百万円減少しています。一方で、負債は37,987百万円と3,382百万円減少し、純資産は89,055百万円と2,073百万円増加しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が14,568百万円と前期末比4,075百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が31,479百万円と3,036百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が19,845百万円と2,793百万円増加しましたが、未払法人税等が2,892百万円と3,170百万円減少、長期借入金が2,475百万円と2,242百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益6,256百万円の計上により利益剰余金が85,859百万円と増加した一方で、3,975百万円の配当金支払いがありました。
ROAとROE
株式会社MonotaROのROA(総資産利益率)は5.0%、ROE(自己資本利益率)は7.2%となっています。この水準は同業他社と比較して高い水準にあり、高収益性を示しています。今後も事業基盤の強化や収益力の向上により、ROA、ROEの更なる改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により3,548百万円のキャッシュを得ましたが、投資活動により1,653百万円、財務活動により6,002百万円のキャッシュを使用した結果、現金及び現金同等物は4,075百万円減少しました。今後も安定的な営業キャッシュ・フローの創出が期待できる企業です。
配当の支払額
株式会社MonotaROは、株主の皆様への利益還元を重視しており、当期の1株当たり配当金は8円と前期比1円増配となりました。今後も高い配当性向を維持しつつ、積極的な利益還元が行われていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社MonotaROは、引き続きウェブサイトの機能強化やブランド力の向上、顧客基盤の拡大に取り組んでいきます。一方で、中長期的な成長に向けて、新規事業の開拓や海外展開の加速化にも注力していく方針です。今後も高い成長性を維持しながら、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社MonotaROは、インターネットを通じた工場用間接資材の販売を主力事業とする企業です。当第1四半期の業績は、売上高、利益ともに2桁増と好調な成長を示しました。今後も顧客基盤の拡大や新規事業展開などを通じて、更なる企業価値の向上が期待できる銘柄と言えるでしょう。
株式会社MonotaROの決算日や配当についてまとめました。
株式会社MonotaROの決算期は12月期で、第1四半期は1月1日から3月31日までとなっています。当期の1株当たり配当金は8円と前期比1円増配となりました。株主還元に積極的な企業といえるでしょう。