この度、外食大手の株式会社物語コーポレーションの決算報告が発表されました。主力の焼肉と中華料理店を中心に、積極的な新店舗の出店と既存店の改装によって売上高は前年同期比17.7%増加と好調な業績を収めています。今回の決算内容をまとめましたので、ぜひご覧ください。
企業情報
企業名: 株式会社物語コーポレーション
証券コード: E03528
決算期: 2023年6月30日期
株式会社物語コーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社物語コーポレーションは、6月30日を決算日とする企業です。通期の決算は9月の株主総会で発表され、四半期決算は2、5、8、11月頃に発表されます。
主な事業
株式会社物語コーポレーションは、焼肉、ラーメン、お好み焼き、ゆず庵などの外食チェーン店の運営を主な事業としています。
国内外に691店舗を展開し、「とびっきりの笑顔と心からの元気」をモットーに店舗展開を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は52,005百万円と前年同期比17.7%増と大幅に増加しました。
また、営業利益は4,210百万円と前年同期比20.8%増と好調な業績となりました。
売上・利益の推移
株式会社物語コーポレーションの直営店の売上高は、焼肉部門が26,864百万円と前年同期比14.3%増、ラーメン部門が8,999百万円と前年同期比31.5%増と大幅に増加しています。
一方で、経常利益は4,256百万円と前年同期比24.8%増と、着実な利益成長も実現しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社物語コーポレーションの当第2四半期連結会計期間末の総資産は54,839百万円と前連結会計年度末に比べ4,827百万円増加しました。
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の資産は、主に有形固定資産が2,918百万円増加したことや、売掛金が1,149百万円増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ増加しています。
負債の部
当第2四半期連結会計期間末の負債は、長期借入金が1,228百万円、買掛金が1,200百万円それぞれ増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ2,897百万円増加しています。
純資産の部
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、利益剰余金が1,924百万円増加したことなどにより前連結会計年度末に比べ1,930百万円増加の26,884百万円となりました。
ROAとROE
当第2四半期連結累計期間のROAは7.8%、ROEは9.1%と前期に比べ改善傾向にあります。
これは、売上高や経常利益の増加により、資産効率性と収益性が高まっているためです。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間においては、営業活動によるキャッシュ・フローが5,165百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが6,032百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,029百万円の収入となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は7,006百万円となりました。
配当の支払額
当社は期末配当と中間配当の年2回の配当を行っています。
2023年9月26日開催の定時株主総会において、1株当たり15円の期末配当が決議されました。
また、2024年2月9日開催の取締役会において、1株当たり15円の中間配当が決議されました。
今後の展望
株式会社物語コーポレーションは、中期経営計画「ビジョン2025」の実現に向けて、既存店の内外装改装、新メニューの開発、デジタル化の推進などに取り組んでいきます。
また、国内外での新業態の出店や、ダイバーシティの推進など、中長期的な成長に向けた様々な施策を進めていく予定です。
編集部のまとめ
株式会社物語コーポレーションは、「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」など、人気の外食チェーン店を展開する企業です。
今期の決算では、売上高、営業利益ともに大幅な増加を果たし、着実な業績拡大を遂げています。
今後も新店舗の出店やデジタル化、新しい業態の育成など、様々な成長施策に取り組んでいくことで、さらなる飛躍が期待できそうです。
株式会社物語コーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社物語コーポレーションは6月30日を決算日とし、年2回の配当を行っています。
2023年9月には期末配当として1株当たり15円が、2024年3月には中間配当として1株当たり15円が支払われる予定です。
今後も安定的な収益基盤の確立と株主還元の充実に努めていくと見られます。