株式会社三越伊勢丹ホールディングスの第16期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの2023年第3四半期決算が発表されました。売上高は前期比9.4%増の4,017億円営業利益も前期比66.7%増の409億円と大幅な増収増益となりました。百貨店事業を中心に国内外で好調に推移し、中期経営計画の「百貨店の再生フェーズ」が順調に進んでいる様子がうかがえる内容となっています。

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企業情報

企業名: 株式会社三越伊勢丹ホールディングス
証券コード: E03521
決算期: 3月31日

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの決算期は3月31日で、4月1日から翌年3月31日までの1年間が決算期となります。第3四半期決算は2023年12月31日時点の数値が発表されたものです。

主な事業

株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、百貨店事業を中核とする小売グループ企業です。百貨店事業のほか、クレジット・金融・友の会事業、不動産事業、その他の事業を展開しています。百貨店事業では、三越と伊勢丹の2つのブランドを中心に、首都圏や地域の百貨店を運営しています。

今期の業績と利益率は?

2023年第3四半期の決算では、売上高が4,017億円と前年同期比9.4%増営業利益が409億円と同66.7%増と大幅な増収増益となりました。特に百貨店事業が好調で、三越伊勢丹の店舗売上が前年を大きく上回る結果となりました。利益率も大幅に改善されており、経営の効率化が進んでいることがわかります。

売上・利益の推移

三越伊勢丹ホールディングスの売上高と利益は、コロナ禍の影響から徐々に回復してきています。2023年第3四半期の売上高は4,017億円と過去最高を更新するとともに、営業利益も409億円と、2008年の三越伊勢丹ホールディングス発足以来の最高益を記録しました。今後も新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐとともに、「”高感度上質”戦略」や「”個客とつながる”CRM戦略」の効果が現れてくると期待されます。

四半期連結貸借対照表について

三越伊勢丹ホールディングスの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が1兆2,717億円となり、前期末比546億円の増加となりました。これは受取手形、売掛金及び契約資産の増加などが主な要因です。一方、負債合計は6,819億円で、前期末比171億円の増加、純資産は5,898億円と前期末比373億円の増加となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が3,350億円、固定資産が9,366億円となっています。現金及び預金は972億円、受取手形、売掛金及び契約資産は1,677億円となっています。有形固定資産では、建物及び構築物が1,441億円、土地が5,282億円と大きな割合を占めています。

負債の部

負債の部では、流動負債が4,243億円、固定負債が2,575億円となっています。支払手形及び買掛金が1,449億円、短期借入金が124億円となっています。社債は200億円、長期借入金が658億円となっています。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が5,433億円、その他の包括利益累計額が391億円となっています。自己資本比率は45.8%と、財務の健全性も高い水準を維持しています。

ROAとROE

三越伊勢丹ホールディングスのROA(総資産利益率)は3.0%ROE(自己資本利益率)は5.9%となっています。前期に比べROAは0.5ポイント、ROEは1.0ポイント上昇しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。これは、百貨店事業を中心とした収益力の強化や、財務の健全性向上などが寄与しているものと考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況については開示されていませんが、前期の連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローが403億円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△276億円、財務活動によるキャッシュ・フローが△204億円となっています。今後の設備投資や有利子負債の返済などに影響を与えるため、次期以降のキャッシュフロー状況にも注目が集まります。

配当の支払額

三越伊勢丹ホールディングスは、第2四半期末と期末の年2回配当を実施しています。当期は第2四半期末配当が1株当たり8円、期末配当が12円の合計20円の配当を予定しており、総還元性向は50%の水準を見込んでいます。来期以降も、利益成長に合わせた配当増加が期待されます。

今後の展望

三越伊勢丹ホールディングスは、「お客さまの暮らしを豊かにする”特別な”百貨店を中核とした小売グループ」の実現に向けて、中期経営計画に沿って各種の施策を推進しています。今後も「”高感度上質”戦略」や「”個客とつながる”CRM戦略」を着実に実行し、顧客体験の向上と収益力の強化を図っていく方針です。また、コロナ禍からの回復と、インバウンド需要の本格的な回復も期待できることから、さらなる業績拡大が期待できると考えられます。

編集部のまとめ

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの2023年第3四半期決算は、売上高、営業利益ともに大幅な増加となりました。特に百貨店事業が牽引役となっており、コロナ禍からの回復と経営の効率化が進んでいることがわかります。今後も新しい戦略の展開や、インバウンド需要の回復などに期待が高まっています。引き続き三越伊勢丹ホールディングスの業績動向に注目していきたいと思います。

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社三越伊勢丹ホールディングスの決算期は3月31日で、年2回の配当(中間配当と期末配当)を実施しています。2023年第3四半期の決算では、1株当たり配当金は年20円を見込んでおり、総還元性向は50%の水準を目指しています。今後も安定的な配当の維持と、業績に合わせた適切な利益還元を行う方針のようです。

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