株式会社ファンデリーの2023年3月期第3四半期決算報告書が公開されました!2023年12月期の第3四半期までの業績を確認しましょう。同社は、健康・医療関連のサービスを手がける企業で、特に高齢化に伴う需要の増加などから今後の成長が期待されています。
企業情報
企業名: 株式会社ファンデリー
証券コード: 31370
決算期: 3月期
株式会社ファンデリーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファンデリーの決算期は3月期です。第3四半期の業績が今回の決算報告書の対象期間となっています。
主な事業
株式会社ファンデリーは、健康食宅配サービスやマーケティング事業などを展開しています。特に「ミールタイム」ブランドの健康食宅配サービスが大きな柱となっており、医療機関などへの営業活動を通じて新規顧客を開拓しています。また、健康食通販カタログの企画・制作なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
2023年3月期第3四半期の業績は、売上高2,024,173千円、営業利益55,028千円、経常利益22,682千円、四半期純利益21,465千円と、前年同期比で売上高は6.2%減、営業利益は52.3%増、経常利益は1,750.9%増、四半期純利益は3,978.1%増と、大幅な業績改善が見られました。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2,158,065千円から2,024,173千円へと6.2%減少しています。一方、営業利益は36,131千円から55,028千円へと52.3%増加し、経常利益も1,225千円から22,682千円と大幅に増加しました。四半期純利益も同様に、526千円から21,465千円と大きく改善しています。
四半期連結貸借対照表について
同社の直近の四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計が4,630,030千円と前期末から305,809千円減少しています。負債合計は4,258,944千円と327,239千円減少し、純資産は371,085千円と21,429千円の増加となりました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が223,834千円減少しているものの、商品及び製品が84,184千円増加しています。また有形固定資産の減価償却累計額が165,993千円増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が23,012千円減少、未払金が125,405千円減少、長期借入金が202,770千円減少しています。一方で、未払消費税等を含むその他の流動負債が28,885千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が21,465千円増加しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は、前期の6.8%から当期の7.8%へと上昇しました。同様に、ROE(自己資本利益率)も前期の12.0%から当期の7.8%へと改善しています。これは主に、営業利益の増加により収益性が高まったことが要因です。
キャッシュフロー
第3四半期累計期間のキャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物の期末残高が751,948千円と前期末から223,834千円の減少となっています。これは主に投資活動による支出の増加によるものです。
配当の支払額
株式会社ファンデリーは、現時点では配当の支払いを行っておりません。財務体質の強化や成長投資に充当するため、内部留保の確保を優先しているものと考えられます。
今後の展望
高齢化の進展や健康意識の高まりなど、株式会社ファンデリーが手がける健康食宅配サービスの市場は今後も成長が期待されます。さらなる新規顧客の開拓や、セグメント間のシナジー効果の発揮など、同社の業績拡大に向けた取り組みに注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社ファンデリーの2023年3月期第3四半期決算は、売上高の減少はあったものの、全体としては大幅な増益となりました。健康食宅配サービスを中心に、着実に業績を伸ばしている様子が伺えます。今後も高齢化社会の進展に伴う需要拡大に期待がかかっており、同社の更なる成長が期待されます。
株式会社ファンデリーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファンデリーの決算期は3月期で、第3四半期決算の内容がこの度の決算報告書の対象となっています。一方で、同社は現時点では配当を実施しておらず、内部留保の確保を優先しているものと考えられます。今後の事業展開と株主還元施策にも注目が集まります。