株式会社富士山マガジンサービスの第23期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社富士山マガジンサービスの第1四半期決算が発表されました。主力事業の「雑誌の定期購読」が好調に推移し、前年同期比で売上高は2.7%減ながらも、営業利益は76.2%増と大幅な増益となりました。今後の成長に期待が高まる決算内容となっています。

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企業情報

企業名: 株式会社富士山マガジンサービス
証券コード: 31625
決算期: 12月

株式会社富士山マガジンサービスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社富士山マガジンサービスは12月決算の企業です。四半期決算は毎年1月、4月、7月、10月に発表されます。第1四半期の決算発表が2024年5月13日に行われました。

主な事業

株式会社富士山マガジンサービスは、雑誌の定期購読サービスを中心に事業を展開しています。紙の雑誌の定期購読サービスを提供する「第一の矢」事業に加え、デジタル雑誌の取次ぎサービスを行う「第二の矢」事業、雑誌読者の購読情報を活用したECサイト運営支援などの「第三の矢」事業にも取り組んでいます。同社はこの3つの事業領域を強化して、雑誌事業の成長を目指しています。

今期の業績と利益率は?

第1四半期の業績は、売上高は前年同期比2.7%減の1,413,130千円でしたが、営業利益は76.2%増の127,002千円と大幅な増益となりました。主力の紙雑誌定期購読事業は苦戦しているものの、デジタル雑誌関連事業の成長が業績を牽引しており、利益率の向上につながっています。

売上・利益の推移

同社の売上高は2019年に過去最高の6,075,211千円を記録しましたが、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響などで減少傾向にあります。一方で、利益面では2021年以降、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加基調にあり、今期第1四半期は過去最高益を更新しています。デジタル事業の成長が収益力の向上に寄与しているものと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

同社の2024年3月期第1四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産が前期末比184,884千円増加の6,008,652千円となっています。流動資産は5,106,373千円と前期末比142,329千円増加しており、現金及び預金の増加や未収入金の増加などが要因です。一方で、負債合計は3,606,859千円と前期末比131,970千円増加しており、契約負債が150,348千円増加したことが主な要因となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が64,507千円増加したほか、未収入金が60,979千円増加しました。また、ソフトウエアが23,643千円増加し、投資有価証券が22,200千円増加するなど、事業の成長に向けた投資が進められています。

負債の部

負債の部では、買掛金が15,653千円減少した一方で、契約負債が150,348千円増加しています。これは、主に定期購読サービスの前受金の増加によるものと考えられます。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が81,874千円増加した一方で、自己株式が70,441千円減少しています。これは新株予約権の行使によるものです。全体としては、純資産合計は2,401,793千円となり、前期末比52,913千円の増加となりました。

ROAとROE

同社のROA(総資産利益率)は1.4%ROE(自己資本利益率)は3.4%となっています。前年同期と比較してROAは0.5ポイント、ROEは1.2ポイント改善しており、資産効率や株主資本効率が向上しています。これはデジタル事業の拡大により収益性が向上したことが主な要因と考えられます。

キャッシュフロー

当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細は不明です。ただし、連結貸借対照表からは現金及び預金が64,507千円増加していることがわかります。事業の成長に伴い、手元流動性が増強されていると考えられます。

配当の支払額

同社は2024年3月27日開催の定時株主総会において、前期末の配当金を1株当たり16円と決議しました。前期実績から4円減配となっていますが、業績の伸びに合わせた配分であると言えるでしょう。株主還元もしっかりと行っている企業といえます。

今後の展望

同社は紙の雑誌定期購読事業に加え、デジタル雑誌の取次ぎサービスや雑誌読者情報を活用したECサポート事業など、3つの事業領域で収益基盤を拡大しています。特にデジタル雑誌関連事業の成長が顕著であり、全売上に占めるシェアも36.7%と大きくなっています。今後もこの成長が続くと、さらなる業績向上が期待できるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社富士山マガジンサービスの第1四半期決算は、デジタル事業の好調な推移により大幅な増益となりました。紙の雑誌定期購読の苦戦が続く中、同社はデジタル事業に注力し、収益性を高めていることがうかがえます。今後も3つの事業領域を強化し、収益基盤の拡大を図っていくことが期待されます。株主還元面でも安定した配当を継続しており、株主に対する姿勢も評価できます。

株式会社富士山マガジンサービスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社富士山マガジンサービスは12月決算の企業で、四半期決算は1月、4月、7月、10月に発表されています。今回の決算では、デジタル事業の好調な推移により増益となりました。また、株主還元面では1株当たり16円の配当を行っており、業績に応じた適切な還元を行っていると言えます。今後の同社の更なる成長に期待が高まります。

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