株式会社ラクト・ジャパンの2024年2月期第1四半期決算が発表されました。売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益がいずれも前年同期比で増加し、好業績を収めました。中期経営計画「NEXT-LJ 2025」の着実な実行が業績の成長につながっているようです。
企業情報
企業名: 株式会社ラクト・ジャパン
証券コード: 31390
決算期: 11月期
株式会社ラクト・ジャパンの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ラクト・ジャパンの決算日は11月30日です。第1四半期決算は2月末、年間決算は11月末に発表されます。
主な事業
株式会社ラクト・ジャパンは、乳原料・チーズ、食肉食材、機能性食品原料の3つの事業を展開しています。乳製品原料の輸入や販売、チーズの製造販売、プロテインなどの機能性食品原料の販売などが主な事業内容です。国内事業に加え、アジア地域を中心にグローバル展開も行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年2月期第1四半期では、売上高397億20百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益12億51百万円(同23.5%増)、経常利益11億16百万円(同50.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億19百万円(同61.1%増)と、全ての利益指標が前年同期を上回る好業績となりました。
売上・利益の推移
直近の2023年11月期では、売上高2,847億円、営業利益206億円、親会社株主に帰属する当期純利益158億円と、2年連続で増収増益を達成しています。この好調な業績推移が続いています。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月末時点の総資産は789億37百万円と、前期末比で68億98百万円増加しました。特に流動資産が大きく増加しており、商品及び製品が30億92百万円増加したことが主な要因です。一方、負債は530億10百万円と69億73百万円増加し、純資産は258億26百万円と11億2百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が16億20百万円増加したほか、受取手形及び売掦金が17億26百万円増加しています。固定資産も2億13百万円増加しており、全体として資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が60億5百万円増加したほか、買掛金も8億67百万円増加しています。一方で、長期借入金が11億28百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が5億80百万円増加したほか、繰延ヘッジ損益が2億52百万円、為替換算調整勘定が1億83百万円増加しています。自己資本比率は32.7%と、前期末の34.2%から若干低下しています。
ROAとROE
ROAは前期末の2.3%から当第1四半期は1.0%となりました。一方、ROEは前期末の6.0%から当第1四半期は3.2%となっています。資産効率の低下が見られますが、引き続き収益性の向上に取り組む必要があります。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況は開示されていません。しかし、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に確保できていれば、今後の事業展開の原資となるため、注目していく必要があります。
配当の支払額
2024年2月期第1四半期では、1株当たり24円の配当を実施しています。前期の1株当たり40円から減配となっています。業績好調ながら、内部留保の確保にも注力しているものと考えられます。
今後の展望
株式会社ラクト・ジャパンは、中期経営計画「NEXT-LJ 2025」の達成に向けて、国内外のさまざまな事業で施策を実行しています。乳原料販売の好調や、チーズ製造販売の利益率改善などが、今期の業績拡大につながっています。今後も国内外の需要回復に合わせて、さらなる収益基盤の強化に取り組んでいくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ラクト・ジャパンは、2024年2月期第1四半期の業績が大幅に改善しました。売上高、各利益指標とも前年同期を大きく上回る好結果となっています。主力の乳原料・チーズ事業が好調に推移し、チーズ事業の利益率改善も寄与したようです。今後も中期的な成長戦略を着実に実行し、さらなる業績向上が期待されます。
株式会社ラクト・ジャパンの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ラクト・ジャパンの決算日は11月30日です。第1四半期決算は2月末、年間決算は11月末に発表されます。また、2024年2月期第1四半期の配当は1株当たり24円を実施しています。業績好調ながら内部留保の確保も行っているようです。