BRUNO株式会社の最新四半期決算報告が発表されました。2024年3月期第3四半期の連結業績は、主力のライフスタイル商品事業が好調に推移し、売上高は前年同期比9,924百万円と大幅に増加しました。一方で、原材料高や円安の影響もあり、経常利益は104百万円にとどまりました。
企業情報
企業名: BRUNO株式会社
証券コード: 31400
決算期: 2024年6月期
BRUNO株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
BRUNO株式会社の決算日は毎年6月30日です。決算発表は、第3四半期は5月15日、本決算は9月27日を予定しています。
主な事業
BRUNNO株式会社は、住関連ライフスタイル商品の製造・卸売事業とブランド「BRUNO」「MILESTO」の小売事業を展開しています。
キッチン家電、調理器具、アウトドア用品などのライフスタイル商品を自社ブランドで企画・開発し、国内外の幅広い販路を通して販売しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が9,924百万円と大幅増加しました。一方で、原材料の高騰や円安の影響もあり、営業利益は250百万円、経常利益は104百万円にとどまりました。
この結果、第3四半期の経常利益率は1.0%と低調に推移しました。
売上・利益の推移
当社の売上高は、主力の「BRUNO」ブランド製品や「MILESTO」ブランドのトラベル関連商品が好調に推移したことから、前年同期比9,924百万円と大幅に増加しました。
一方で、利益面では、原料高や円安の影響により、経常利益は104百万円にとどまっています。今後は、これらの影響を吸収し、更なる利益率の改善を目指していきたいと考えています。
四半期連結貸借対照表について
BRUNO株式会社の2024年3月末時点の四半期連結貸借対照表は以下の通りです。
資産の部
総資産は10,988百万円となりました。流動資産が8,895百万円、固定資産が2,092百万円です。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金2,368百万円、棚卸資産3,015百万円となっています。
負債の部
負債合計は5,763百万円となりました。流動負債が3,049百万円、固定負債が2,714百万円です。
流動負債の主な内訳は、借入金1,557百万円、仕入債務692百万円となっています。
純資産の部
純資産は5,225百万円となりました。自己資本比率は47.5%と、財務体質は健全な水準を維持しています。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間におけるROAは0.9%、ROEは▲3.7%となりました。
利益水準の低さから収益性が低下している状況ですが、今後の売上拡大と利益率の改善により、収益性の向上を目指していきます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは、売上増加に伴う運転資金の増加により、一時的なマイナスとなっている可能性があります。
一方で、財務活動では株主還元策として配当を行っていることから、全体としては安定的なキャッシュ・フロー水準を維持できているものと考えられます。
配当の支払額
BRUNO株式会社は、前期(2023年6月期)に1株当たり4.0円の配当を実施しました。
当第3四半期も同様の配当水準を維持する見通しで、株主還元に取り組んでいます。
今後の展望
BRUNO株式会社は、オリジナルブランドの強化とともに、2023年7月に株式会社ジャパンギャルズを子会社化し、美容家電分野への参入を果たしました。
今後は、国内外での販路拡大と新市場開拓により、売上・利益の持続的成長を目指していきます。また、収益性の改善にも注力し、企業価値の向上に取り組んでいく考えです。
編集部のまとめ
BRUNO株式会社の2024年3月期第3四半期決算は、売上高が大幅に増加したものの、原材料高や円安の影響から利益率は低調に推移しました。
今後は、海外展開の強化や新市場への参入など、成長路線を歩むことで収益力の向上を目指していくことが重要です。株主還元も継続して行っており、投資家の期待にも応えられる企業となりそうです。
BRUNO株式会社の決算日や配当についてまとめました。
BRUNO株式会社の決算日は毎年6月30日で、第3四半期決算は5月15日、本決算発表は9月27日を予定しています。
配当については、前期に1株当たり4.0円を実施しており、当期も同水準の配当を継続する見通しです。今後の業績改善に期待がかかっています。