株式会社クリエイトＳＤホールディングスの決算報告をお伝えします。ドラッグストア事業を中心とした総合ヘルスケアサポートを展開する同社は、この度の決算において、売上高・利益ともに前年同期・計画を上回る増収増益を達成しました。物価上昇の影響を受けつつも、各事業で安定した業績を残せたことが好結果につながりました。
企業情報
企業名: 株式会社クリエイトＳＤホールディングス
証券コード: E21606
決算期: 2023年５月期
株式会社クリエイトＳＤホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
同社の決算期は５月31日で、通期決算の公表は８月下旬、中間期決算の公表は１月中旬となっています。
主な事業
株式会社クリエイトＳＤホールディングスは、ドラッグストア事業を中核としつつ、スーパーマーケット事業や介護事業も手がけています。ドラッグストア事業では、調剤薬局の併設やEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策などに注力しており、地域に密着した健康と生活のサポートを展開しています。
今期の業績と利益率は？
当第２四半期(2023年６月１日～2023年11月30日)の業績は、売上高207,451百万円(前年同期比10.7%増)、営業利益9,852百万円(同6.7%増)、経常利益10,191百万円(同7.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益6,875百万円(同7.2%増)と、前年同期から増収増益を達成しています。
利益率では、営業利益率は4.7%、経常利益率は4.9%、親会社株主に帰属する四半期純利益率は3.3%となっています。
売上・利益の推移
同社の直近の業績推移を見ると、2022年５月期には売上高380,963百万円、経常利益19,428百万円と過去最高を記録しました。今期も引き続き増収増益の見込みで、業績は堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第２四半期末の総資産は203,023百万円で、前期末比8,081百万円増加しています。流動資産は98,148百万円、固定資産は104,874百万円です。
資産の部
流動資産は売掛金や商品が増加し、前期末より4,517百万円増加しました。固定資産では、有形固定資産が7,156百万円増加しており、新店舗の出店などが進んでいることがうかがえます。
負債の部
負債合計は81,415百万円で、前期末比2,883百万円増加しています。流動負債の買掛金が1,461百万円増加しているのが主な要因です。
純資産の部
純資産は121,607百万円となり、前期末比5,198百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益6,875百万円を計上したことによるものです。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は5.0%、ROE(自己資本利益率)は11.4%となっています。同業他社に比べ高い水準にあり、収益力と資本効率性の高さが伺えます。今後も安定成長が期待されます。
キャッシュフロー
当第２四半期のキャッシュ・フロー状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが9,843百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが11,646百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,684百万円の支出となっています。
設備投資などに伴う資金流出がありましたが、営業活動の好調さから、全体としては3,487百万円の減少に留まっています。
配当の支払額
同社は、第２四半期末に１株27円の中間配当を実施しています。年間配当では54円を見込んでいます。利益確保と株主還元のバランスを取りつつ、着実な配当を行っています。
今後の展望
同社は中期経営計画の達成に向け、調剤併設型ドラッグストアの出店やEDLP施策の推進などに注力しています。地域の生活インフラとしての役割を果たしながら、収益性の向上にも努める方針です。新型コロナの収束や物価の落ち着きなど、経営環境の好転も見込まれることから、今後も着実な業績拡大が期待できると考えられます。
編集部のまとめ
株式会社クリエイトＳＤホールディングスは、地域に密着したドラッグストア事業を中核に据え、調剤薬局の併設や生鮮食品の品揃え強化など、ワンストップでの健康と生活のサポートを実現しています。
当第２四半期は増収増益を達成し、収益性も高い水準を維持しています。今後も着実な出店と収益力の強化を図り、更なる成長が期待されます。
株式会社クリエイトＳＤホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社クリエイトＳＤホールディングスの決算期は５月31日で、通期決算の公表は８月下旬、中間期決算の公表は１月中旬となっています。また、同社は年間配当54円を見込んでおり、健全な株主還元を実施しています。決算内容の良好さと合わせ、今後の同社の更なる飛躍が期待されます。
